「新幹線物流」、JR東日本がスタート…在来線特急も視野に 9月10日から

上越新幹線で行なわれていた鮮魚輸送実証実験の様子。
上越新幹線で行なわれていた鮮魚輸送実証実験の様子。全 13 枚

JR東日本は9月3日、新幹線を活用した、いわゆる「新幹線物流」に9月から取り組むことを明らかにした。

新幹線物流は、2017年から各種の提携により、首都圏への生鮮食料品輸送などが試験的に行なわれてきたが、9月10日から北陸新幹線『あさま』を利用して実施する、長野県須坂市産ぶどうなどの輸送を皮切りに、JR東日本として初めて取り組まれることになった。

この輸送は9月10・11・24・25日に実施。ほかに、9月24・25日には秋田県産枝豆の輸送を、9月29日には秋田県産NAMAHAGEダリアを使用したブーケの輸送を秋田新幹線で実施。さらに9月18・20日には宮城県産の梨やぶどうなどを、仙台から東北・北海道新幹線を利用して新函館北斗まで輸送する。

JR東日本ではこの新幹線物流を契機に、在来線特急を活用した物流にも取り組むとしており、9月26~28日には伊豆急下田9時51分発『踊り子4号』で伊豆産の鮮魚などを輸送。10月下旬には常磐線の『ときわ』を利用して勝田→品川間で茨城県産の鮮魚輸送を行なうべく調整しており、将来的には対象列車を増やして、定期輸送などを図りたいとしている。特急ときわ特急ときわ

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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