FCAとPSA、合併の条件を一部見直し…新型コロナの影響で流動性に配慮

PSAグループの各ブランド
PSAグループの各ブランド全 3 枚

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)とPSAグループは9月14日、両社の合併の条件を一部見直すと発表した。

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FCAとPSAグループは合併後の新会社の名前を、「ステランティス」(STELLANTIS)に決定している。両社の対等合併によって、世界新車販売台数は、年間およそ870万台になる。フォルクスワーゲングループ、ルノー日産三菱アライアンス、トヨタグループに次いで、世界第4位の自動車グループが誕生する予定だ。

合併後の新会社は、高級車、大衆車からSUVやトラック、小型商用車に至るまで、すべての主要セグメントをカバーする。北米と中南米におけるFCAの強みと、欧州におけるPSAグループの強みを生かすことが可能になる。

また、車両のプラットフォーム、エンジン、新技術への投資を最適化し、規模を拡大することで、シナジー効果を追求する。量販モデルの3分の2以上を2つのプラットフォームに集約し、小型プラットフォームとコンパクト/ミッドサイズプラットフォームを、年間およそ300万台の車両が使用する。

FCAとPSAグループは今回、両社の合併の条件を一部見直すと発表した。当初の計画では、FCAは株主に55億ユーロの特別配当を分配し、PSAグループは株主に傘下のフォルシア社の株式の46%の持分を分配する予定だった。

今回の発表では、FCAが株主に行う特別配当の分配を、55億ユーロから29億ユーロに減額する。また、PSAグループの株主に行うフォルシア株の特別配当は、合併後の新会社のすべての株主に分配するよう変更された。

両社は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大が自動車業界に与える流動性への影響に配慮しつつ、当初の合併合意の経済的価値と基本的なバランスを維持するために、見直しに合意した。合併プロジェクトの2021年第1四半期(1~3月)の完了予定に変更はない、としている。

《森脇稔》

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