トヨタの自動運転EV、東京オリンピック・パラリンピック向け…北京モーターショー2020出展へ

トヨタ e-Palette
トヨタ e-Palette全 14 枚

トヨタ自動車(Toyota)の中国部門は9月21日、中国で9月26日に開幕する北京モーターショー2020に、『eパレット』を出展すると発表した。

eパレットは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会で使用される自動運転専用EVとして開発された。東京オリンピック・パラリンピックでは、選手村内を巡回するバスとして、選手や大会関係者の移動をサポートする予定だ。

eパレットには、前後対称の箱型デザインを採用し、タイヤを四隅に配置することで、広い室内空間を確保した。身長に関係なく使いやすい手すりやシート、色弱者の方にも配慮して、色の明度差をつけた床・内装トリム・シートなども採用している。

また、大開口スライドドア、低床フロア、電動スロープ、停留所への正着制御の採用により、車椅子ユーザーを含めた複数人のスムースな乗降を実現した。ロングホイールベース、フラットフロアにより、最大4名の車椅子ユーザーの乗車を可能にする。

eパレットは、トヨタの車両制御プラットフォームに専用開発の自動運転システムを搭載し、高精度3Dマップと運行管理によるレベル4の低速自動運転(最高速19km/h)を可能にした。車両の周囲360度の障害物を常に検知し、周囲の状況に応じて最適な速度で運行。また、システム異常時には、車両に同乗するオペレーターが安全に車両を停止できる緊急停止ブレーキを装備した。

さらに、自動運転時に歩行者とコミュニケーションができるよう、アイコンタクトのように車両の状況を周りに知らせる前後ランプを採用した。1回の充電での航続は、最大およそ150km、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る