世界初、EV専用のナビアプリ NEDOと兼松が提供を開始

「EV Co-Driver」運用のイメージ
「EV Co-Driver」運用のイメージ全 1 枚

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と兼松は9月24日、目的地までの最短ルートを表示する電気自動車(EV)専用スマートフォン向けナビゲーションアプリ「EV Co-Driver」の本格提供を開始したと発表した。

EVのドライバーに特化した包括的な機能を備えるナビゲーションアプリは世界で初めて。

アプリは目的地とバッテリー残量を入力するだけで、運転ルート・時間、充電ステーションでの待ち時間、充電時間も踏まえた最短ルートを瞬時に表示する。出発後も経路変更やステーションの混雑状況に応じて電欠を避けた最短ルートをリアルタイムで再検索し、ターンバイターンでナビゲーションする機能も備える。

これらの機能により、EVドライバーの電欠に対する心理的不安の軽減を図り、EVユーザーの行動範囲拡大や、EV普及の促進につなげる。

NEDOは日産自動車、兼松とともに2015年から米カリフォルニア州で、急速充電網の整備とリアルタイム情報サービスを提供しているほか、2016年11月からはEVドライバー向けにスマートフォン用リアルタイム情報アプリ「DRIVEtheARC」を提供している。

今回のアプリの提供を通じ、急速充電器の設置などによるEVユーザーの行動範囲拡大の有効性を検証するとともに、EVユーザーの行動データの収集・分析精度の向上を図る。具体的には、電池容量が異なるEVの運転や充電行動の多面的な分析、充電器の予約から利用までのEVドライバーの行動を分析し、EVユーザーの利用距離延伸の可能性を評価する。

《レスポンス編集部》

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