スマホが運転免許技能試験の結果を自動判定、マルチスズキとマイクロソフトが共同開発[動画]

マルチスズキとマイクロソフトが共同開発したスマホを使って運転免許の技能試験の結果を自動判定するシステム
マルチスズキとマイクロソフトが共同開発したスマホを使って運転免許の技能試験の結果を自動判定するシステム全 2 枚

スズキのインド子会社のマルチスズキ(Maruti Suzuki)は10月27日、スマートフォンを使って運転免許の技能試験の結果を自動判定するシステムを、マイクロソフトと共同開発した、と発表した。

このシステムは、「HAMS」(Harnessing AutoMobile for Safety)と呼ばれる。インド・ウッタラカンド州政府と協力して、デラドゥンの自動車運転免許試験センターに導入された。

HAMSでは、教習車のフロントガラスにスマートフォンを固定し、運転免許の技能試験を受けるドライバーと、教習車の試験場での走行の様子を、スマートフォンのカメラで記録する。HAMSは高度な人工知能(AI)を利用して、ドライバーの運転操作が的確かどうか、また教習車が走行ルートを外れていないかどうかなどを、モニターする。

そして、自動的に技能試験の各スコアが送信され、運転免許の技能試験の合否が判定される。技能試験が終了してから、合否リポートを生成するのに要する時間は、わずか10分という。

透明性を確保するために、技能試験に不合格だった人は、申請することで技能試験中の録画映像を見ることができる。プロセス全体の客観性と透明性は、高く評価されているという。

マルチスズキは、HAMSはインドの運転免許試験を近代化するための重要なツールであり、他の州の自動車運転免許試験センターにも拡大展開される予定、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る