止水作業が続く、浸水後の札幌市営地下鉄南北線北34条駅…ホーム片側のみ発着で再開

24時間体制で進められた排水作業。
24時間体制で進められた排水作業。全 12 枚

札幌市交通局は12月23日、浸水した札幌市営地下鉄南北線北34条駅(札幌市北区)の復旧状況を明らかにした。

【画像全12枚】

同駅は12月14日に浸水し、麻生~北24条間で運行を見合わせたが、翌12月15日に再開。この時点で北34条駅は通過扱いとなっていたが、12月18日に排水ホースを麻生方面用2番ホームに集約する作業を行なった結果、12月21日に真駒内方面用1番ホームでの発着を再開していた。しかし、12月22日には発着を中止している2番ホームに誤って列車が通過せずに客扱いするトラブルが発生している。

復旧作業については、12月16日までの排水作業で低水位を維持できるようになり、内壁の一部撤去や湧水箇所の確認が行なわれた。12月17日には応急的な止水作業が行なわれ、浸水は一旦停止。翌日には止水箇所が鉄板で補強された。12月22日からは止水作業の一環として、約6tのコンクリ―ト殻を夜間に搬出する作業や、連絡通路北側の「構造躯体」と呼ばれる骨組み部分壁面の状態調査が始まっている。

札幌市交通局では、当面の間、浸水対策を維持するとともに、「建設コンサルタント等の協力を仰ぎながら検討を進め、早期の恒久的対策の着手を目指します」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る