【トヨタ ミライ 新型まとめ】目指すはスタイルで選ばれるFCV…価格や航続距離、試乗記

トヨタ MIRAI 新型
トヨタ MIRAI 新型全 8 枚

2世代目となって姿新たにトヨタの量産FCV(燃料電池車)。上級サルーンへとプロポーションを変え、航続距離やモーター、乗り心地、運転支援技術などトヨタの技術を結集した1台だ。

目次

  1. いよいよ発売へ…明らかになった市販モデルの姿とは
  2. 【試乗】意外な誤算?走りが楽しいプレミアムセダンに生まれ変わった…片岡英明
  3. 価格は710万円から、航続距離850kmを実現した未来のプレミアムカー
  4. 田中CE「フルスイングの開発」---単なるモデルチェンジを超えた
  5. 水素社会戦略を担う『MIRAI』はプリウスの夢を見るのか---トヨタ全方位戦略の狙い
  6. 水素社会の本格的な出発点に…FCシステムを幅広い分野に外販
  7. 【池原照雄の単眼複眼】カーボンフリーの「未来」へ再発進
  8. 【試乗】“フラッグシップ相当”らしい上質な走り…島崎七生人

いよいよ発売へ…明らかになった市販モデルの姿とは

トヨタが「究極のエコカー」とうたう燃料電池車(FCV)『MIRAI(ミライ)』新型の市販モデルに関する概要が2日、明らかになった。FCVの市場開拓を命題とした従来型の初代に対し、新型は「FCVであることは魅力の一部」であるとして、クルマの本質である上質なセダンとしての魅力を磨き上げた。

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トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)

【試乗】意外な誤算?走りが楽しいプレミアムセダンに生まれ変わった…片岡英明

世界で初めての量産FCV(燃料電池車)であるトヨタの『MIRAI(ミライ)』が12月に第2世代にバトンタッチする。そのプロトタイプは2019年秋の東京モーターショーで公開された。実車を見たときに、後輪駆動と知らされ、驚いたものだ。

あの衝撃の対面から約1年、量産車に限りなく近い最終プロトタイプに試乗する機会に恵まれた。試乗の舞台として与えられたのは、タイトコーナーが続く富士スピードウェイのショートコースである。

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  • トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)
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  • トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)20インチを履く「Z」
  • トヨタ MIRAI 新型(プロトタイプ)19インチを履く「G」

価格は710万円から、航続距離850kmを実現した未来のプレミアムカー

トヨタ自動車は、FCV(燃料電池自動車)『MIRAI(ミライ)』をフルモデルチェンジし、12月9日より販売を開始した。

初代MIRAIは、ゼロエミッションでありながら短い燃料充填時間で長い航続距離を可能とする「究極のエコカー」として2014年に登場。世界に先駆け量産を開始した革新的なFCVとして注目を集めた。その一方、導入初期では供給能力に制約があり、乗車定員や航続距離などの要望もあった。

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トヨタ MIRAI 新型トヨタ MIRAI 新型

田中CE「フルスイングの開発」---単なるモデルチェンジを超えた

トヨタ自動車は12月9日、全面改良した燃料電池車(FCV)『MIRAI(ミライ)』を発売した。内外装を一新したのを始め、航続距離を850kmまで拡大したことなどが特徴。価格が710万円から805万円となっている。

初代に続き2代目ミライのチーフエンジニア(CE)を務める田中義和氏は同日のオンライン発表会で「単なるモデルチェンジを超えて、フルスイングの開発をした新型ミライ。1台のクルマとして魅力的であってこそ、水素エネルギーの普及を大きく前進させる力になるはず」と強調。

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田中CE「フルスイングの開発」---単なるモデルチェンジを超えた 画像

  • トヨタ MIRAI 新型の田中チーフエンジニア
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  • トヨタ MIRAI 新型の空気浄化メーター

水素社会戦略を担う『MIRAI』はプリウスの夢を見るのか---トヨタ全方位戦略の狙い

2代目となる新型トヨタ『MIRAI(ミライ)』の販売開始が発表された。FCVだからではなくクルマとしての魅力や性能をアップしたという。だが、ミライは国が進める水素社会の一翼を担う戦略車でもある。この構図と戦略に共通点を感じるのは『プリウス』だ。

20年かけて大成させたプリウス

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トヨタMIRAI新型トヨタMIRAI新型

水素社会の本格的な出発点に…FCシステムを幅広い分野に外販

トヨタ自動車は12月9日、新型の燃料電池車(FCV)『MIRAI』(ミライ)の発表会を開催した。その冒頭の挨拶で前田昌彦CTO(最高技術責任者)が強調したのが、「新型ミライが水素社会の本格的な出発点になるように尽力する」ということだった。

この言葉は初代ミライの反省から生まれたものと言っていいだろう。トヨタは2014年12月に世界発の量産FCVとして初代ミライを発売した。それに合わせて「15年は水素元年の年」と言われ、日本が世界に先駆けて水素社会へ進んでいくと期待された。

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  • トヨタ自動車の前田昌彦CTO
  • 水素システムの転用・展開
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  • トヨタ自動車の田中義和チーフエンジニア
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【池原照雄の単眼複眼】カーボンフリーの「未来」へ再発進

プラットフォームとFCスタックの刷新で大変貌

トヨタ自動車は燃料電池車(FCV)の『MIRAI』(ミライ)を全面改良して12月9日に発売した。2014年12月に世界初の量産FCVとして登場した初代から丸6年。

航続距離や走行性能、スタイリング、さらには乗員数の拡大に至るまで、すべての面で大きく前進したと評価できる。走行中にCO2(二酸化炭素)を排出しないFCVは、カーボンフリーに示される地球環境の「未来」に向けた主力プレイヤーでもあり、初代ではなかなか叶わなかった未来へのアプローチに、2代目ミライが挑む。

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トヨタMIRAI新型(プロトタイプ)トヨタMIRAI新型(プロトタイプ)

【試乗】“フラッグシップ相当”らしい上質な走り…島崎七生人

先代『MIRAI』の開発も手がけられたチーフエンジニアの田中義和さんによれば、新型は「FCVである以前に走りもスタイルも魅力的なクルマにしたいという思いが強かった」という。「そうしなければFCVの普及にも繋がらない」とも話す。

なるほど、と実車を見て、走らせてその言葉が実感として理解できた。とにかく今度のクルマはいいスタイリングだし(←行間から先代がどう見えていたかをお察しいただきたい)、佇まいがグンとエレガントになった。

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トヨタ MIRAI 新型(Z“Executive Package”)トヨタ MIRAI 新型(Z“Executive Package”)

《滑川寛》

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