ZF、自動運転のソリッドステートLiDAR向けトランシーバーモジュール生産へ

ZFの先進運転支援システム(ADAS)用のソリッドステートLiDAR
ZFの先進運転支援システム(ADAS)用のソリッドステートLiDAR全 1 枚

ZFは1月14日、自動運転を含めた先進運転支援システム(ADAS)用の「ソリッドステートLiDARセンサー」向けに、トランシーバーモジュールを生産すると発表した。

ZFはドイツのIbeoオートモーティブシステムズの委託を受けて、ソリッドステートLiDARシステムを生産している。ZFは、Ibeoオートモーティブシステムズの40%の株式を保有している。

「ibeoNEXT」と呼ばれるLiDARセンサーには、新しいタイプのレーザー測定テクノロジーを導入している。可動部品がない場合、センサーはより堅牢になり、環境の影響や振動の影響を受けにくくなる。センサーは多数のレーザーパルスを並行して処理することで、リアルタイムで車両周囲の高解像度3Dモデルを生成できる。また、道路標識だけでなく、車両、自転車、歩行者の位置や動きも検知できるという。

ibeoNEXTとその制御ユニットは、コンパクトな設計が特長だ。最初のシステムは2020年10月から、世界中の自動車メーカーなどの顧客に納入されている。

ZFはこのソリッドステートLiDARセンサー向けに、トランシーバーモジュールを生産する。ZFは、フランス・ブレストの自社施設において、ibeoNextの自動車向けアプリケーション用のトランシーバーモジュールを生産する予定、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  3. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る