ロータスカーズ、エリーゼ など3車種の生産を年内に終了へ…後継車を開発

1995年に発表されたエリーゼは2021年が最終イヤーに

次世代スポーツカー「タイプ131」を開発

EVハイパーカー「エヴァイヤ」の開発も継続

ロータスカーズの次世代スポーツカー「タイプ131」の3車種とEVハイパーカー「エヴァイヤ」
ロータスカーズの次世代スポーツカー「タイプ131」の3車種とEVハイパーカー「エヴァイヤ」全 13 枚

ロータスカーズ(Lotus Cars)は1月25日、2021年内に『エリーゼ』、『エキシージ』、『エヴォーラ』の生産を終了すると発表した。同時に、後継スポーツカーの開発計画も発表している。

【画像全13枚】

1995年に発表されたエリーゼは2021年が最終イヤーに

エリーゼは1995年に発表された。押し出しおよび接着されたアルミニウム、ハイテクコンポジット、ロータスカーズが持つ軽量化に関するノウハウを導入して開発された。ロータスカーズはエリーゼが、少量生産のスポーツカーに革命をもたらした、と自負する。

ロータスカーズは2000年、エリーゼで実用化されたテクノロジーを応用して、エキシージを発表した。エキシージは、ロータスカーズに期待される安全性や先進性を備えながら、世界で最も厳しいサーキットでもパフォーマンスを発揮することを目指して開発が行われた。日常での使い勝手も追求されている。

エヴォーラは2008年に発売を開始した。ミッドシップレイアウトの4シーター車で、競合他社よりもドライバー重視のスポーツカーとして、ロータスカーズの収益性の向上に貢献した。モータースポーツでも成功を収めており、世界中のGT選手権で優勝し、ルマン24時間耐久レースでも表彰台を獲得している。

ロータスカーズは2021年内に、エリーゼ、エキシージ、エヴォーラの生産を終了する。3台のスポーツカーは、ロータスカーズの事業に大きく貢献しており、最終モデルが製造ラインを離れるまでに、3車種合計で累計約5万5000台が販売される見通しだ。

次世代スポーツカー「タイプ131」を開発

生産を終了するエリーゼ、エキシージ、エヴォーラの後継モデルとして、ロータス『タイプ131』の開発を進める。タイプ131は、ロータスカーズの次世代のスポーツカー。英国ノーフォーク・ヘテル工場において、タイプ131のプロトタイプの生産が、2021年内に開始される予定だ。ロータスカーズが配信したティザーイメージからは、タイプ131には3種類のスポーツカーが用意され、それぞれにエリーゼ、エキシージ、エヴォーラの後継車の役割が与えられることが見て取れる。

タイプ131の量産化に向けて、生産部門への投資を行う。これは、ロータスカーズの「Vision80」戦略の一部であり、2つのサブアセンブリ施設を英国ノリッジ市に集約して、生産能力の増強が図られる。

また、ヘテル工場には、1億ポンド以上を投資する。これに伴い、ロータスカーズは約250人の新規雇用を創出する。関連会社のロータスエンジニアリングでも、新規採用を行う。ロータスエンジニアリングは、2021年後半に、英国ワーウィックに先端技術センターを開設する予定だ。

EVハイパーカー「エヴァイヤ」の開発も継続

EVハイパーカーの『エヴァイヤ』の開発も、引き続き進めていく。エヴァイヤには、4個のモーターを搭載し、合計で2000psのパワーと173.4kgmのトルクを引き出す。強力なモーターのパワーは4輪に送られ、0~100km/h加速3秒以下、0~300km/h加速9秒以下、最高速320km/h以上というパフォーマンスを可能にしている。

優れたパフォーマンスに貢献しているのが、航空機からインスピレーションを得たエアロダイナミクス技術だ。フロントには、バイプレーンのリップスポイラーを装着する。3つのセクションに分かれており、中央部分はバッテリーパックを冷却するための空気を取り入れる。量産車としては世界で初めて、メインビームとディップビームの両方にレーザー光を使用する。オスラム製のライトモジュールは非常にコンパクトで、薄い縦長デザインとした。レンズの内側には、デイタイムランニングライトを組み込む。

リアには、アクティブエアロダイナミクスを採用する。リアスポイラーは、車両の全高いっぱいまでせり上がる。F1スタイルのドラッグリダクションシステム(DRS)は、トラックモードで自動的に作動する。他のモードでは、スイッチ操作で作動させることもできる。

ロータスカーズのフィル・ポパムCEOは、「2021年は新工場が稼働し、新型スポーツカーの生産も開始する。世界的に困難な状況にもかかわらず、ロータスカーズは強力に浮上し、Vision80戦略の実現に向けて順調に進んでいる」 と述べている。
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《森脇稔》

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