シトロエン ベルランゴ EV、乗用ミニバンにも設定…航続は最大280km

ショートボディとロングボディを設定

最大出力136hpのモーターを搭載

タッチスクリーンは8インチが標準で10インチはオプション

シトロエン e ベルランゴ
シトロエン e ベルランゴ全 9 枚

シトロエンは2月23日、『ベルランゴ』(Citroen Berlingo)のEVの乗用モデル、『eベルランゴ』を欧州で発表した。

写真:シトロエン e ベルランゴ

ベルランゴのEVに関しては、主に商用ユースを想定した『eベルランゴバン』が、欧州で先行発表されていた。今回、乗用ユースをターゲットにしたEVミニバンとして、eベルランゴが欧州で発表された。日本市場にも導入されているベルランゴをベースにしたEVとなる。

ショートボディとロングボディを設定

ラインナップは、ショートボディ(全長4400mm)と、ロングボディ(全長4750mm)の2種類が設定される。ショートボディは2列シートの5名乗り、ロングボディは3列シートの7名乗りとなる。

「ConnectNav」と呼ばれるナビゲーションシステムは、音声認識によって制御することもでき、ナビゲーション、電話、ラジオの操作を可能にする。「TomTom Traffic」は、最適なルートを見つけるために、リアルタイムで交通データを提供する。ガソリンスタンドや駐車場の位置と料金、気象情報、興味のあるポイントの検索も利用できる。

Apple「CarPlay」とグーグルの「AndroidAuto」に対応しており、ドライバーはスマートフォンを接続し、その画面を車載スクリーンに表示できる。マルチメディアコンテンツにアクセスでき、スマートフォンと互換性のあるアプリケーションを車両のタッチパッドから直接簡単に制御できる。

最大出力136hpのモーターを搭載

EVパワートレインのモーターは、選択した走行モードと運転条件に応じて、パワーとトルクが変化する。「ノーマルモード」では、最大出力114hp、最大トルク21.4kgmを発生する。「エコモード」では、最大出力が82hp、最大トルクは18.4kgmに抑えられる。エアコンの作動を停止することなく、モーターのパワーを抑えることで、エネルギー消費を最適化するという。「パワーモード」では、最大出力136hp、最大トルク26.5kgmを獲得する-。最大の負荷がかかる条件下でも、快適性とパフォーマンスを向上させる、と自負する。最高速は135km/hとした。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は50kWhとした。1回の充電での航続は、最大280km。航続を最大化するために、ブレーキや減速中のエネルギーを回収し、バッテリーに蓄える。センターコンソールの「B」ボタンを押せば、回生ブレーキが強めに作動する。バッテリーは、車両のフロア下にレイアウトされており、キャビンスペースに影響を与えないという。

シンプルな標準ソケットによる充電から、バッテリーの80%を30分で充電できる急速充電まで、3つの充電方式が導入される。家庭用には、モード2ケーブルが用意された。この充電モードは、8Aソケットまたは16Aソケットに対応しており、フル充電に、およそ15時間かかる。

急速充電には、オプションの出力3.7~22kWのウォールボックス急速充電ユニットと、モード3ケーブルが必要だ。フル充電に要する時間は、単相7.4kWウォールボックスで7時間30分、三相11kWウォールボックスで5時間となる。

モード4ケーブルを利用すれば、最大出力100kWの充電ステーションで急速充電が行える。蓄電容量50kWhバッテリーの8割を30分で充電できる。急速充電の時間は、セグメントのトップクラスという。

タッチスクリーンは8インチが標準で10インチはオプション

センターコンソールの「eトグルスイッチ」によって、「P、R、N、D」を切り替える。エコ、ノーマル、パワーの3つの走行モードを設定できるセレクターを使用して、トランスミッションを制御する。8インチのタッチスクリーンには「エネルギー」メニューがあり、エネルギーフロー、バッテリーの充電レベル、電費などの情報を表示する。高解像度の10インチデジタルパッドとヘッドアップディスプレイが、オプションで選択できる。

「MyCitroen」アプリを使用すると、バッテリーの充電を遠隔で管理し、車両の充電レベルなどをリモートで確認できる。スマートフォンやタブレット端末から、充電を管理できる。乗車前に空調を最適に設定しておくことも可能だ。

「Free2Move」アプリは、フランス本国での充電と駐車を容易にし、22万か所を超える充電ステーションにアクセスできるように支援する。車両の航続とルート沿いに存在する充電ステーションに配慮して、最適なドライブ計画を立ててくれる。

《森脇稔》

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