残るは上越新幹線に10往復…JR東日本が秋に消える2階建て新幹線のラストラン企画

E4系引退にちなんでJR東日本グループの社員によるメッセージを添えたポスターを主要駅に掲出する。
E4系引退にちなんでJR東日本グループの社員によるメッセージを添えたポスターを主要駅に掲出する。全 5 枚

JR東日本新潟支社は3月12日、上越新幹線で運行されている2階建て新幹線車両E4系『Max』の引退を記念したラストラン企画を実施すると発表した。

E4系は、1994年7月にデビューしたE1系に続くJR東日本の2階建て新幹線車両で、1997年12月にデビュー。E1系と異なり8両が編成単位となり、山形新幹線用の400系やE3系との併結が可能で、当初は東北新幹線に運用されたが、2012年9月には大宮以北から撤退。2012年10月にE1系が引退してからは、唯一の2階建て新幹線として、上越新幹線『Maxとき』『Maxたにがわ』に運用されている。

しかし2021年3月のダイヤ改正では、東北新幹線上野~大宮間の埼玉県内で最高130km/h運転が開始され、E7系新幹線電車が追加投入。さらに秋頃にも投入されることになっていることから、この時点でE4系は引退する運びとなっている。

2021年3月改正後も残るE4系の列車は、下りが『Maxとき303・313・321・333・337号』『Maxたにがわ403・321・407・409・411号』、上りが『Maxとき306・316・326・330・348号』『Maxたにがわ474・404・410・412・416号』。

ラストラン企画では、3月12日からラストランロゴをモチーフにしたラッピングが施されているほか、4月1日からはE4系5・13号車の車内売店スペースで、歴代の上越新幹線車両をモチーフにしたカプセルトイを販売。3月下旬からはラストラン専用のウェブサイトも開設される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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