【スバル BRZ 新型】シン・BRZ公開…発売は2021年夏を予定[詳細画像]

スバル BRZ 新型(プロトタイプ)
スバル BRZ 新型(プロトタイプ)全 86 枚
「いっしょにいいクルマつくろう!」と題し4月5日に行われたトヨタとのオンライン合同イベントにてスバルの新型2シーターFRスポーツ『BRZ』が公開された。

全長4264×全幅1775×全高1310mm(ルーフアンテナを含む)、ホイールベースは2575mm。車重は1270kg(6MTモデル)。
スバル 新型BRZ プロトタイプ(手前)、トヨタ GR86 プロトタイプ(奥)
トヨタとの共同開発の中で、新型BRZが目指したのは「誰もが愉しめるFRピュアスポーツカー」だ。スバルグローバルプラットフォームの開発における知見を活かし、インナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用。こうしたボディーの再構築によりフロント横曲げ剛性を従来比約60%、ねじり剛性は約50%向上を果たし、ハンドリング性能が高められた。また、ルーフやフード、フロントフェンダーに軽量なアルミ材を採用することにより、軽量化や車重バランスの適正化、低重心化を実現。運動性能の向上に寄与している。

初代の2.0リットル水平対向エンジンから排気量が引き上げられた、新型2.4L水平対向4気筒エンジンを搭載。最高出力は235PS、最大トルクは250Nmを発生させ、吸気性能の強化とフリクション低減によりトルクを15%向上させた。トランスミッションには6MTと6ATの2種類が用意されている。

新型BRZのフロントには低重心を主張するヘキサゴングリルを設置し、兄弟車であるトヨタの新型『GR 86』とは大きく差別化が図られた。サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方のエアアウトレットなどの空力パーツは、機能性の向上に加えデザインアクセントとしての役目も果たしている。18インチアルミホイール装着車には、ミシュランのパイロットスポーツ4が装備されている。

運転に集中できる室内空間を作り出すべく、インストルメントパネルはシンプルな水平基調。メーターバイザーを低く設置することにより、広い前方視界を確保した。デジタルメーターには7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせている。高いホールド性とフィット感をもたらすスポーツシートは本革/ウルトラスエード製。シルバーのパーフォレーションにレッドのアクセントが入れられた。

走りの追求に加え、新型BRZは安全性能の向上も図られた。AT車には、スバルの運転支援システム「アイサイト」が標準装備され、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロール等を搭載。高張力鋼板の採用拡大や、エアバッグ等の乗員保護システムの強化により衝突安全性能が高められた。

日本での発売は2021年夏を予定している。

《滑川寛》

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