【フェラーリ SF90スパイダー】搭載位置の低さに驚く! オープントップだけどエンジンが見える

フェラーリSF90スパイダー
フェラーリSF90スパイダー全 24 枚

「スパイダーながらエンジンを見ることができる。これは大きなトピックだ。『F430スパイダー』も見えたが、ソフトトップだった。このモデルは電動開閉のハードトップでエンジンが見える」

【画像全24枚】

4月1日に初の日本公開となったフェラーリのニューモデル『SF90スパイダー』。そのプレスカンファレンスにおいて、フェラーリ・ジャパン代表取締社長であるフェデリコ・パストレッリ氏はそう語った。

SF90スパイダーは、走行性能においてフェラーリのロードモデルの頂点となる「SF90ストラダーレ」のオープン版。ルーフ開閉部分を除けば基本的に同一で、780psのV8ターボエンジンと3つ合計で220psのモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルだ。フロントタイヤを左右独立モーターだけで駆動する4WDである。

注目のルーフはアルミ製で、超高速域の変形がなく、遮音性に優れるので快適性も高いのがポイント。スイッチ操作だけで行える電動開閉は、必要とする時間が14秒で、45km/hまでは走行中も開閉操作がおこなわれる。
車両重量は1670kgであり、クローズドボディのSF90ストラダーレに比べての重量増はわずか100kg。ルーフは軽量素材のアルミとはいえ、45km/h走行時の風圧に耐えられる丈夫な開閉装置を含めてその重量増で納めているのは驚かざるを得ない。また、開いたルーフを格納する空間がわずか100リッターと省スペースで済んでいるのも注目すべきポイントだ。

注目といえば、自慢のガラス越しに目視できるエンジンだが、その様子を見て驚いた。エンジンの搭載位置が驚異的に低いのだ。エンジン搭載位置は低ければ低いほど重心を下げられて運動性能を高めることができるが、それにしてもここまで低いとは驚くばかりである。

「フェラーリはドライサンプの採用などでどのクルマもエンジン搭載位置が低いですが、そのなかでもSF90は特に低いですね」と説明スタッフは教えてくれた。

気になったのは、エンジンルーム内の“空間”が広いことだ。かなり広く空きスペースが用意されている。「熱対策です。サーキット走行などではエンジンが多くの熱を発生します。エンジンルームなど発熱する場所には新鮮な空気を送り、熱い空気は効率よく逃がす。空力はそれを考えて設計し、エンジンルームも熱対策として空気の流れを念入りに考えているのです」(説明スタッフ)

エンジンは単に「見える」だけでなく、その搭載位置や空間から見えてくることもあるのだ。出力1000ps、オープンボディのハイブリッドスーパーカーが日本上陸
価格は5856万円から、デリバリーは2021年末からの予定
初のPHV、リトラクタブル・ハードトップ仕様[詳細写真37枚]

《工藤貴宏》

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