航続は北米最長、ダイムラーのEVトラック受注開始…2022年から生産

ダイムラーのEVトラック、フレートライナー『eカスケディア』
ダイムラーのEVトラック、フレートライナー『eカスケディア』全 4 枚

ダイムラートラック(Daimler Trucks)は4月6日、新開発のEV大型トラックの北米での受注を開始した、と発表した。2022年後半、生産を開始する予定だ。

写真:ダイムラーのEVトラック

この新開発のEV大型トラックは、ダイムラートラック傘下のフレートライナーブランドの『カスケディア』がベースだ。車名は『eカスケディア』を名乗る。

eカスケディアには、最大出力730hpを発生するモーターを搭載する。バッテリーは蓄電容量550kWhと大容量だ。この効果で、1回の充電での航続は、最大400kmに到達する。バッテリーは容量の8割(約320km走行分)を充電するなら、90分以内に済む。

もう1車種の新開発のEV大型トラックは、フレートライナー『eM2』。主に、配送業務と個人宅配サービスを対象に開発された。モーターは最大出力480hp。バッテリーは蓄電容量325kWhで、eM2は最大約370kmの航続を可能にする。バッテリーの充電は8割(約300km走行分)なら、60分以内に完了する。

eカスケディアとeM2は2018年から、北米で実証実験を行ってきた。その成果を生かして、2022年後半、生産を開始する予定だ。ダイムラートラックは、eカスケディアとeM2は北米市場で現在、最長の航続を可能にするEV大型トラック、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る