MINI ハッチバックの高性能モデル「JCW」に改良新型、表情変化…欧州発表

2.0ターボは最大出力231hpを発生

タッチ機能を備えた8.8インチのカラーディスプレイ

ディスプレイに「ラウンジ」と「スポーツ」の表示モード

MINI ハッチバック「ジョンクーパーワークス(JCW)」改良新型
MINI ハッチバック「ジョンクーパーワークス(JCW)」改良新型全 20 枚

MINIは4月14日、MINI『ハッチバック』の高性能グレード、「ジョンクーパーワークス(JCW)」の改良新型を欧州で発表した。

現行MINIハッチバックと「コンバーチブル」は3世代目モデルで、2013年秋に欧州で発表された。この現行モデルが、デビューから7年を経て、大幅改良を受けた。ドライビングの楽しさ、表情豊かなデザイン、個性的なスタイルに磨きをかけることを目指している。同様の改良が今回、高性能グレードのJCWにも施された。

2.0ターボは最大出力231hpを発生

エクステリアは、フロントに丸いLEDヘッドライトと赤いクロスバーを備え、バンパー下部に六角形のラジエーターグリルを配置した。エアダクトが拡大されており、スポーティな走行状況において、パワートレインとブレーキシステムの冷却性を引き上げる。フロントサイドパネルとリアバンパーには、専用のサイドスカットルが付く。リアのアンダーボディの空気の流れを最適化するために、専用のディフューザーが装備される。

ボディカラーには、専用のチリレッドをはじめ、レベルグリーン、新色のアイランドブルーメタリックとルーフトップグレーメタリックのバリエーションから選択できる。

パワートレインは、MINIの「ツインパワーターボ」テクノロジーを導入した直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンで、最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生する。0~100km/h加速は6速MTが6.3秒。8速ATの「ステップトロニックスポーツ」では、6.1秒で駆け抜ける。

タッチ機能を備えた8.8インチのカラーディスプレイ

オペレーティングシステム(OS)は、新しいグラフィックディスプレイに加えて、車両機能、オーディオシステム、ハンズフリー通話、ナビゲーションシステム、アプリの選択や操作性が改善された。画面は新しいカラーを背景に、シンボルと白文字が描かれている。希望するメニュー項目は、「ライブウィジェット」として表示され、タッチディスプレイのスワイプ操作で呼び出すことができ、ディスプレイの中央に拡大表示される。

MINI独自のセンターメーターは、ブラックパネルが特長で、タッチ機能を備えた8.8インチのカラーディスプレイ、タッチ操作式お気に入りボタンが標準装備された。この丸いコントロールユニットには、オーディオシステムの操作部とハザードランプスイッチ、ドライバーアシスタントシステムの操作スイッチが、一体化されている。

ステアリングホイールの向こう側のマルチファンクションインストルメントディスプレイは、コネクテッドメディアの構成要素になるという。ブラックパネルデザインのデジタルカラーディスプレイは、5インチサイズだ。走行に関連する情報に加えて、チェックコントロールのメッセージやドライバーアシスタントシステムの状態を表示する。

ディスプレイに「ラウンジ」と「スポーツ」の表示モード

センターメーターとデジタルコックピットのディスプレイには、表示色の選択肢が2つ用意されており、操作システムのメニューから呼び出すことができる。「LOUNGE(ラウンジ)」モードでは、それぞれのコンテンツがターコイズからぺトロールまでの落ち着いた色調で表示される。「SPORT(スポーツ)」モードにした場合、表示の背景色はレッドとアンスラサイトになる。

「MINIドライビングモード」が標準装備されており、カラースキームは選択した各車両設定に応じて変更される。「MID」モードと「GREEN」モードでは、ラウンジスタイルの画面表示となり、走行モードをSPORTにすると、対応するカラースキームもSPORTに切り換わる。さらに、すべてのMINIドライビングモードで同じカラースキームを割り当てるよう、操作システムのメニューで設定することもできる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る