初代投入から45年、VW パサート 8世代の歴史を振り返る【懐かしのカーカタログ】

VW パサート B1
VW パサート B1全 10 枚

つい先日、最新の“8.5世代”にアップデートしたばかりのVW『パサート』。日本での初登場は1976年と、45年もの歴史を誇る長寿モデルだ。派手さはないが“普通に、良い”ことの価値を提案し続けてきた。そんな歴代パサートを、当時のカタログで振り返る。

【画像全10枚】

B1/B2世代

VW パサート B1・後期型VW パサート B1・後期型
最初の『パサート』は、初代『ゴルフ』とともに日本市場へ1976年に投入された。ハッチゲート付きのファストバックスタイルで、当初は2ドア、78年のマイナーチェンジでは4ドアが用意された。

VW パサート B2(VWサンタナ)VW パサート B2(VWサンタナ)
一方で“B2”と呼ばれる2世代目は、日本市場では日産がノックダウン生産を手がけた『サンタナ』が、これに相当。海外市場では5ドアハッチバック、ワゴンのヴァリアントがあったが、日本市場では4ドアのノッチバックセダンのみだった。

B3/B4世代

VW パサート B3VW パサート B3
『サンタナ』を挟んで、初代以来の『パサート』の名を復活させたのがこの世代。以降、現在まで日本市場に導入が続いている。コンセプトカー由来のグリルレスのフロントマスクを採用。ヴァリアントでは最大1500リットルのラゲッジスペースを確保するなど、ゆったりとしたサイズの実用車の位置づけ。

VW パサート B4VW パサート B4
2.8リットルのVR6も設定。B4はB3のマイナーチェンジ版で、外観では新たに、当時“ハッピーフェイス”と呼ばれたVW車共通のグリル付きのフロントマスクに。搭載エンジンは横置き。

B5/B5.5世代

VW パサート B5VW パサート B5
VW車では『ゴルフ』が4世代目に進化し、クオリティを大幅に高めていたが、同世代のB5も同様に進化を果たした。段差の小さいなめらかなボディ、完全に閉じられるエアコン吹き出し口などを採用。ヴァリアントのラゲッジスペースは1600リットルに拡大。ATにティプトロニックも設定。

VW パサート B5.5VW パサート B5.5
続くB5.5では、独立したフロントグリル付きのマスクにフェイスリフトされ、より上級車感が演出された。縦置きのエンジンには、V5、V6、さらにW8などユニークなユニットが選ばれていた。

B6/B7世代

VW パサート B6VW パサート B6
ワゴンモデルは先代の“ワゴン”から“ヴァリアント”に戻された。エンジンも再び横置きとなり、フラッグシップの4MOTIONには3.2リットルのV6を搭載したほか、さらに高性能な3.6リットルのV6を搭載した“R36”が登場。ヴァリアントのラゲッジスペースは1731リットルに拡大。

VW パサート B7VW パサート B7
当時のVW車のアイデンティティだった“ワッペングリル”は、マイナーチェンジ版のB7では、今の『パサート』にも繋がる、プレーンなデザインに改められた。

B8

VW パサート B8VW パサート B8
先頃最新型の“B8.5”が登場したが、その直前のモデルがB8。MQBと呼ぶVWのモジュラーコンセプトのプラットフォームを最初に取り入れたモデルで、安全/運転支援システムなどが充実。デジタルメータークラスターなども採用した。ヴァリアント、オールトラックのラゲッジスペース容量は1769リットル。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. フィアット『トポリーノ』に「Vilebrequin」、地中海沿岸のライフスタイルを表現
  2. 『セリカ』が復活、トヨタGRに大きな動きが!…7月のスクープ記事ベスト5
  3. トヨタ『カローラスポーツ』、日本にない2.0リットルエンジン搭載…米国2027年型
  4. トヨタ『ヤリス クロス』、「GR SPORT」を一部改良…10.5インチHDディスプレイを標準装備
  5. トヨタ『セリカ』ついに復活へ、GRスポーツ戦略は3本柱に?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  2. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
  3. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  4. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
  5. 【バッテリー リスキリング講座】車載用全固体電池の開発状況と今後の展望
ランキングをもっと見る