トヨタ・ウーブンプラネット、米国配車サービス会社の自動運転部門を買収

ウーブン・プラネット・ホールディングスのジェームス・カフナーCEO
ウーブン・プラネット・ホールディングスのジェームス・カフナーCEO全 2 枚

トヨタグループでソフトウェアを中心としたモビリティの開発を担うウーブン・プラネット・ホールディングスは4月27日、米国で配車サービスを展開するリフト社の自動運転部門「レベル5」を約5億5000万米ドル(約594億円)で買収すると発表した。

【画像全2枚】

リフト社は2012年に設立された、米国とカナダにおける最大の移動・輸送ネットワークの1つ。今回の買収は2021年1月、旧トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)から移行して事業を開始したウーブン・プラネットにとって初の案件となる。

今回の買収により、ウーブン・プラネット、ともに開発を進めるトヨタ リサーチ インスティテュート(TRI)、そしてレベル5、世界トップクラスの研究者とソフトウェアエンジニアからなる、約1200人の多様で豊かなリソースと能力を持つ「ドリームチーム」を形成。また、センシング、コンピューティング、ソフトウェア資産に加え、自動運転システム開発に必要な戦略的能力の強化を図るとともに、現在ウーブン・プラネット本社が位置する東京に加え、パロ・アルト(米国サンフランシスコ)、ロンドン(英国)へ開発拠点を拡大する。

さらにウーブン・プラネットとリフト社は、自動運転技術についての協業でも合意。リフト社のシステムと車両データを活用し、ウーブン・プラネットの開発する自動運転技術の安全性と商用化を加速させていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  2. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  3. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  4. Singerのポルシェ911カレラクーペ、日本初公開へ…420馬力フラット6搭載
  5. あの伝説のホイール“TE37”に23インチが登場?! 技術の進化は止まらない、レイズの新世代スタンダードを体現PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る