スズキのインド子会社のマルチスズキ(Maruti Suzuki)は4月27日、2020年度通期(2020年4月~2021年3月)の決算を発表した。
同社の発表によると、売上高は6656億2100万ルピー(約9718億円)だった。前年度の7169億0400万ルピーに対して、7.2%減と2年連続のマイナスだった。
また、2020年度の純利益は、422億9700万ルピー(約617億円)にとどまった。前年度の565億0600万ルピーに対して、25.1%の減益となっている。マルチスズキによると、新車販売の減少や為替相場の影響などにより、純利益が減少したという。
マルチスズキの2020年度のインド新車販売台数は、145万7861台。前年比は6.7%減と、2年連続で前年実績を下回った。全販売台数145万7861台の内訳は、インド国内が136万1722台。前年比は6.8%減と、2年連続のマイナスだ。輸出も9万6139台にとどまり、前年比は5.9%減と3年連続のマイナスとなった。
スズキ・イグニス 改良新型(インド仕様)車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『ディザイア』『バレーノ』などが、合計で95万9658台を販売。前年比は9.5%減と、2年連続で減少した。一方、ライトコマーシャルビークル(軽商用車)は、『スーパーキャリイ』が2万9556台。前年比は35.7%増と2桁増を達成している。