【Stay Home Books】これを読めばマツダ RX-7 FD のすべてがわかる

3代目「RX-7」と2代目「サバンナRX-7」
3代目「RX-7」と2代目「サバンナRX-7」全 6 枚

『マツダ RX-7 FDプロファイル』
1991-2002
編著:自動車史料保存委員会
発行:三樹書房
定価:1980円
ISBN978-4-89522-746-9

昨年100周年を迎えたマツダ。その歴史において今なお人気の高い『RX-7』の3代目にあたるFDをフィーチャー。関係資料を駆使して詳細に網羅した1冊が上梓された。

1991年、ピュアスポーツカーを目指して、3代目となるRX-7(FD)が誕生。FDは約11年のモデルライフの間に度重なる改良を繰り返し、進化を続けた。

本書では、マツダの公式資料を基にFDのメカニズム、デザインを詳細に説明。また、開発時に主査を務めた小早川隆治氏、発売翌年に主査を引き継いで生産終了まで担当した貴島孝雄氏両名による書き下ろし原稿も収録。モデル変遷、特別仕様車11車種を全て紹介し、詳細な年表も収録するなど資料性も高められている。対象をFDに絞ることで、「これまでの書籍では出来なかった詳細な解説とお求めやすい価格を目指した」と出版社は語る。

三樹書房ホームページでは、小早川氏、貴島氏のインタビューを収録した関連動画を公開している。

この本は三樹書房とグランプリ出版の協業による新企画、「Historic Car Book(ヒストリックカーブック)」の第1弾である。デザインやメカニズムなどに優れた車種を選出し、できるだけ詳しく、わかりやすく解説することを目的に刊行された。執筆にあたっては、メーカーなどからの公式な資料のみを使用し、ネット情報やウィキペディア等からは一切引用しないルールとし、信頼できる内容のみを紹介する考えが取られた。

写真も、その構造やメカニズム、エクステリアやインテリアなどの写真も積極的に掲載。紹介するモデルを一車種に絞り込むことにより、限定車やマイナーチェンジに関しても網羅することが可能になったという。
『マツダ RX-7 FDプロファイル』『マツダ RX-7 FDプロファイル』

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る