エスティマもフィットも…ワンモーションという個性【懐かしのカーカタログ】

トヨタ・エスティマ
トヨタ・エスティマ全 5 枚

ワンモーション、モノフォルム。今回はもっともシンプルで合理的なシルエットを採用したそうしたモデルたちをカタログで振り返ってみたい。

【画像全5枚】

エスティマ(1990年・初代)

トヨタ・エスティマトヨタ・エスティマ
“天才タマゴ”のキャッチフレーズを覚えておられる方も多いと思う。“ワン・モーション・シェイプ”と誇らしげにカタログにも記載されているが、新世代マルチサルーンとしてエポックメイキングだったのがこの初代『エスティマ』。

パッケージングはユニークそのもので、エンジン本体を床下に75度傾けて搭載、補機類はフロントにまとめ、前輪を前に追いやることでフラットなフロアを実現。センターデフ方式のフルタイム4WDも設定していた。

シトロエン・クサラ・ピカソ(1999年=本国デビュー)

シトロエン・クサラ・ピカソシトロエン・クサラ・ピカソ
車名のとおり『クサラ』の派生車として登場したモデル。ユニークなスタイリングだったので“どちらが前なのかわからない”などと、くだけた紹介を当時のどこかの記事で書いた覚えがあるが、モノフォルムを地でいくデザインは、たっぷりとした居住スペースと床面の低いラゲッジスペースをもっていた。後席は3座独立式で、スライド、チップアップが可能で取り外すこともできた。

メルセデスベンツAクラス(1998年=日本市場デビュー・初代)

メルセデス・ベンツ Aクラスメルセデス・ベンツ Aクラス
いわずと知れたメルセデス・ベンツ初の小型FF車。当初はEVの計画があり、そのためにサンドイッチ構造と呼ばれる2重の床を採用。床面はやや高めながらフラットだった。デビュー後のエルクテストでの転倒を機に、サスペンション、ブレーキなどは直ちに見直されたエピソードももつ。日本市場へは1.6リットルで登場後1.9リットルを追加。さらに標準ボディからホイールベースを170mm伸ばした“L”も用意された。

三菱 i(2006年)

三菱i三菱i
2550mmのロングホイールベースに、3気筒エンジンを45度傾けた、リヤミッドシップのエンジンレイアウトのユニークな実用車として登場したのがこの『i』だった。最小回転半径は4.5mの小ささで、独特のシャープなハンドリングも特徴。このクルマで新規開発されたエンジンは、排気量を変えて『スマート』に搭載されている。後に電気自動車の『i-MiEV』が誕生したのはご承知のとおり。

ホンダ・フィット(2007年・2代目)

ホンダ・フィットホンダ・フィット
初代の登場は2001年だったが、写真のカタログのモデルは2代目。2代目は2007年に登場しており、世界115カ国で350万台を販売したという初代のイメージを残しつつ、初代以上にワンモーション度の増したスタイリングを採用。ノーズ先端からボンネット、フロントガラス、ルーフと伸び、ルーフ後端が少し下降する特徴的なシルエットだった。

途中、2010年10月にハイブリッドを追加設定。ほかに1.5リットルi-VTEC搭載のスポーティなRSも用意された。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『テラノ』復活、PHEVの本格SUV誕生へ!…次期パジェロと兄弟車か?
  2. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
  3. スバル、熊本地震支援で義援金500万円と『フォレスター』貸与
  4. 「これ市販車なんだよな…」トヨタの新型スーパーカー『GR GT』に再び脚光! 欧州公開で日本のファンも「乗ってみたい」と注目
  5. フィアット『トポリーノ』に「Vilebrequin」、地中海沿岸のライフスタイルを表現
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る