スバル、営業益5割減---コロナ禍や半導体不足が影響 2021年3月期決算

スバル・インプレッサ
スバル・インプレッサ全 4 枚

SUBARU(スバル)は5月11日、2021年3月期(2020年4月~2021年3月)の連結決算を発表。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大や半導体供給不足の影響を受け、営業利益は前期比51.3%減の1025億円となった。

全世界販売台数は、第2四半期以降、重点市場の北米を中心に販売が回復傾向となり、第3四半期は前年を上回る水準で推移したものの、第4四半期は主に半導体供給課題の影響を受け、通期として前期比16.8%減の86万台となった。海外販売台数は同16.5%減の75万8000台、国内販売台数は同19.1%減の10万2000台となった。これら販売台数の減少などにより、売上高は同15.4%減の2兆8302億円となった。

なお、全世界生産台数は、新型コロナウイルス感染症拡大や半導体供給課題等の影響を受け、同21.4%減の81万台。海外生産台数は同22.4%減の28万5000台、国内生産台数は同20.9%減の52万5000台となった。

連結損益については、前期に比べ販売管理費の圧縮や保証修理費の減少により諸経費等が減少したものの、販売台数の減少により、営業利益は同51.3%減の1025億円、税引前利益は同45.1%減の1140億円、当期利益は同49.9%減の765億円となった。

2022年3月期の業績見通しについては、主力の北米市場を中心に回復を見込み、全世界販売台数は100万台を計画する。連結業績は、今期も半導体供給に関するリスクはあるものの、販売台数の増加などを織り込み、売上収益は2021年3月期比16.6%増の3兆3000億円、営業利益は同95.2%増の2000億円、税引前利益は同78.1%増の2030億円、当期利益は同83.0%増の1400億円を計画する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  2. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
  5. 不適切利用47%、カメラ式駐車場管理システムで判明…熊野白浜リゾート空港
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る