BMW 2シリーズクーペ 次期型、FR駆動を継続…プロトタイプの写真

次期型の開発は最終段階に

次期型は2021年夏の終わりごろから生産される予定

ドリフトを簡単にコントロールすることも可能

BMW 2シリーズ・クーペ 次期型のプロトタイプ
BMW 2シリーズ・クーペ 次期型のプロトタイプ全 12 枚

BMWは5月17日、次期『2シリーズクーペ』(BMW 2 Series Coupe)のプロトタイプの写真を公開した。

2シリーズクーペは2013年秋、欧州で発表された。コンパクトな2ドアスポーツクーペが、2シリーズクーペだ。初代の登場からおよそ8年でモデルチェンジを行うべく、2世代目となる次期型の開発が進められている。

次期型の開発は最終段階に

現在、BMW 2シリーズクーペ次期型の開発は、最終段階にある。サーキット条件下での走行テストをはじめ、サスペンションシステムのダイナミクステストとチューニングに取り組んでいる。 2ドアのコンパクトスポーツカーは、プレミアムコンパクトセグメント車らしさを追求しており、スポーティでエモーショナルなドライビング体験を実現するために、テスト走行を行い、慎重にチューニングを進めているという。

競争の激しいセグメントにおける次期BMW2シリーズクーペ独自のセールスポイントには、後輪駆動(FR)を基本にしたセットアップ、パワフルな直列6気筒エンジン、ほぼ50:50のバランスの取れた前後重量配分が含まれている。ねじれ剛性の高いボディとシャシーのテクノロジーは、俊敏でダイナミックなパフォーマンスのために設計されている。

現行2シリーズのラインナップは、2ドアクーペの『2シリーズクーペ』、4ドアクーペの『2シリーズグランクーペ』、MPVの『2シリーズ アクティブツアラー』、『2シリーズ グランツアラー』がある。このうち、駆動方式FRを基本にしているのは、2ドアクーペの2シリーズクーペのみだ。2シリーズグランクーペ、2シリーズ アクティブツアラー、2シリーズ グランツアラーは、駆動方式FFを基本にしている。次期2シリーズクーペは現行型と同じく、駆動方式FRを基本にする。

次期型は2021年夏の終わりごろから生産される予定

2021年夏の終わりごろから生産される予定の次期BMW2シリーズクーペは、妥協のないスポーティなドライビングプレジャーを求めて開発されている。伝説的なBMW『2002』以降に製造されたドライバー志向のコンパクトでパワフルな2ドアモデルの伝統を受け継ぐのが狙いだ。

パワーデリバリー、トラクション、コーナリングダイナミクス、ハンドリング精度の観点から、次期BMW2シリーズクーペは、プレミアムコンパクトクラスに純粋なスポーティさを求める目の肥えた顧客のニーズを満たす、と自負する。

次期BMW2シリーズクーペの開発において、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでのテスト走行とチューニングは、サスペンション、シャシー、ダンピング、ステアリング、ブレーキシステムの究極のテストの場に位置付けられる。さらに、ミュンヘン周辺の公道とマイザッハのBMWグループのプルービンググラウンドでのテストにより、次期BMW 2シリーズクーペのダイナミックな運転性能が、日常走行をはじめ、さまざまな走行状況でも体験できることが確認されているという。

ドリフトを簡単にコントロールすることも可能

現在、すべての駆動系とシャシーシステムを広範囲にテストしている。これにより、エンジニアはエンジンのパフォーマンス特性があらゆる状況で正確に制御可能なハンドリングやコーナリングダイナミクス、天候や道路条件を問わない最適化されたトラクション、バランスの取れた乗り心地とリンクしているかを確認している。

同時に、横方向の加速力を生み出す際のセルフステアリング動作やダイナミクスを、最適化するようにチューニングを進めている。次期BMW2シリーズクーペのセグメントでユニークな後輪駆動は、ドリフトを簡単にコントロールでき、スポーティで野心的なコーナリングに最適、としている。

《森脇稔》

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