個性あふれる360cc”サブロク”軽などが大集合…昭和平成の軽自動車

昭和平成軽自動車展示会
昭和平成軽自動車展示会全 35 枚

埼玉県羽生市の三田ヶ谷農林公園「キヤッセ羽生」で5月23日、「昭和平成軽自動車展示会」が行われ、排気量が360ccだったころの軽自動車を中心に懐かしのスモールカーが集まった。

地元の旧車愛好会である「日本旧軽車会」と「オール日本ライフクラシックカー倶楽部」(いずれも吉崎勝会長)による協力で、今回で4回目の開催。

参加資格は昭和21年(1946年)から平成12年(2000年)に生産された国産、外国製2輪、3輪、4輪車で、360cc、550cc、660ccの軽自動車がメイン。同時に国産、外国産の1000cc以下の車なども加わった。シザードアにカスタマイズされたダイハツ『コペン』は特別枠。

この日集まった360ccのいわゆる”サブロク”は45台。スズキ『フロンテ』『フロンテクーペ』やホンダ『ライフ』『ステップバン』、スバル『360』などは台数が多く、仲間で並べて旧交を温めていた。スズキ『キャリイ』やホンダ『アクティ』、スバル『サンバー』、ダイハツ『ハイゼット』といった軽トラも現役だ。

今回は、キャノピーが泡のように見える超小型自動車”バブルカー”も特別展示。日本での登録はこの1台のみというツェンダップ『ヤヌス250』をはじめ、ハインケル『トロージャン200』、BMW『イセッタ300』、メッサーシュミット『KR200』など、カエルのようなヘッドライトや丸くて小さな形がキュートで、特に親子連れに人気だった。またガルフ・カラーのフォード『GT40』を模した電動ミニカーもあり、製作者は様々な質問攻めに合っていた。

台数はわずかながら2輪車も充実。無段変速のオートマ車である三輝工業『ミリオンサンライト』(1959年)、50ccながら最高速85kmをマークしたホンダ『スポーツカブ』(1964年)や東京販売店向け限定販売されたメッキ使用モデルの『ダックス50』、トーハツのレーサーなどで、しゃがみこんでじっくりとエンジンを観察する見学者の姿があった。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  4. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  5. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る