アルファロメオ ジュリア に頂点、540馬力の「GTA」…キミ・ライコネンが最終テスト

「日常走行とサーキット性能を理想的にバランス」と評価

エアロダイナミクスの開発にライコネン選手が助言

2.9リットルV6ツインターボ搭載で0-100km/h加速3.6秒

アルファロメオ・ジュリア GTA / GTAm 新型とキミ・ライコネン選手
アルファロメオ・ジュリア GTA / GTAm 新型とキミ・ライコネン選手全 27 枚

アルファロメオ(Alfa Romeo)は6月23日、新型『ジュリアGTA』と新型『ジュリアGTAm』の最終テストを、F1ドライバーのキミ・ライコネン選手が行った、と発表した。

写真:アルファロメオ・ジュリア GTA 新型

「日常走行とサーキット性能を理想的にバランス」と評価

キミ・ライコネン選手による最終テストは、イタリアのバロッコ試験場で行われた。最初のセッションでは、エアロダイナミクス、とくに新開発のフロントバンパーに組み込まれた可変式スプリッターと、手動調整式のリアウィングについて、アドバイスとフィードバックを与え、プロトタイプ車両に加えられた変更を評価した。

また、新設計されたコンポーネントとディフューザー、アンダーボディフェアリングなどがもたらす全体的なバランスについても、ライコネン選手が評価した。「バランスの点では、高速走行時の方が優れている。車両のフロントが低くなり、ステアリングレスポンスが速くなっているようだ」と、ライコネン選手は語る。

レーシングスーツを脱いでF1のスポットライトから離れると、ライコネン選手はひとりの父親に戻る。新型ジュリアGTAに子供たちを乗せて、学校に連れて行く予定だ。「日常走行とサーキット性能を理想的にバランスさせている」と、ライコネン選手は同車を評価する。アルファロメオ・ジュリア GTAm 新型とキミ・ライコネン選手アルファロメオ・ジュリア GTAm 新型とキミ・ライコネン選手

エアロダイナミクスの開発にライコネン選手が助言

ライコネン選手の助言も生かされたエアロダイナミクスの開発に関しては、F1でアルファロメオとタッグを組むザウバーエンジニアリングのノウハウが注入された。ザウバーが開発したカーボンファイバー製のサイドスカートやリアスポイラーで構成される「ザウバーエアロキット」が装備され、軽量化とともにエアロダイナミクスの最適化が図られている。

さらに、レースフィールドで用いられているセンターロック方式の20インチアルミホイールやカーボンセラミックブレーキディスクを採用した。新型ジュリアGTAmには、専用カーボンフロントスプリッターやポリカーボネート製のブラックリアウインドウ、大型カーボンリアスポイラーが装備されている。

両モデルともに、カーボンファイバー製のリアディフューザーには、チタン素材の「アクラポヴィッチ(AKRAPOVIC)」製センターエグゾーストシステムが組み込まれる。前後トレッドは50mm拡幅され、サスペンションシステムには新設計のスプリングやショックアブソーバー、ブッシュを採用している。アルファロメオ・ジュリア GTAm 新型アルファロメオ・ジュリア GTAm 新型

2.9リットルV6ツインターボ搭載で0-100km/h加速3.6秒

ベース車両の『ジュリア・クアドリフォリオ』のパワートレインを高性能化して搭載する。オールアルミ製の2.9リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力が540hpへ引き上げられた。

このスペックは、ジュリア・クアドリフォリオの510hpに対して、30hpの強化にあたる。パワーウェイトレシオは2.81kg/hpで、アルファロメオによると、クラス最高という。ローンチコントロールシステムを使用した場合、0~100km/h加速を3.6秒で駆け抜ける。

カーボンファイバー製のボンネットやルーフに加え、フロントバンパーやフロントフェンダー、ルーフ、リアディフューザーにもカーボンファイバーを使用した。さらに、新型ジュリアGTAmでは、モータースポーツの世界から生まれたポリカーボネート樹脂素材のウィンドウをサイドとリアに採用し、それぞれベース車に対して約50kg, 約100kgの軽量化を実現した、としている。

《森脇稔》

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