ZF、クラウドベースで先進運転支援システムを検証…AIとデータを活用

ZFの先進運転支援システムの仮想エンジニアリングやデジタル検証向け新サービス「ADAS.ai」のイメージ
ZFの先進運転支援システムの仮想エンジニアリングやデジタル検証向け新サービス「ADAS.ai」のイメージ全 2 枚

ZFは6月30日、先進運転支援システム(ADAS)の仮想エンジニアリングやデジタル検証向けに、データとAI(人工知能)に基づく新サービス、「ADAS.ai」を発表した。

【画像全2枚】

ADAS.ai は、乗用車や商用車の自動車メーカーが、先進運転支援システムの開発を加速させるのが狙い。また、ZFのADAS.aiは、ZFだけでなく、他のサプライヤーが開発した先進運転支援システムでも利用することができる。

ADAS.aiには、すべてのシナリオで走行して収集されたデータセットを備える。これらは、高解像度マルチセンサーと同期し、レベル2+の先進運転支援システムをグローバルに検証するために必要になるという。さらに、ADAS.aiには、この高解像度のデータセットを、新しい車両アプリケーションのセンサーで実際に見たようなセンサー入力に変換するAIテクノロジーを導入した。

この技術は、イスラエルのコグナタ社が開発したものだ。ZFのADAS.aiには、自動運転や先進運転支援システム向けAIアプリケーションを手がけるコグナタ社独自のアルゴリズムが組み込まれている。

クラウドベースのADAS.aiには、物理的なテストドライブと既存のシミュレーション技術に基づく従来型のエンジニアリングや検証と比較して、コスト面と品質面に大きなメリットがある、と自負する。実路走行から得たデータに基づくレベル2 +のシナリオは、「仮想」または「フルセンサー」モードのいずれかで、設計と検証段階の複数のポイントで活用され、設計や検証プロセスを加速させ、効率を向上させるという。ZF のADAS.aiは、先進運転支援システムのエンジニアリングや検証サービスに係る時間とコストを、最大20%削減することが可能、としている。

《森脇稔》

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