最後のエンジン車&史上初のEVを同時スクープ!BMW 5シリーズ 次期型

BMW 5シリーズ 次期型プロトタイプ。ボディサイドには「エレクトリックテスト車(EV)」の文字が(スクープ写真)
BMW 5シリーズ 次期型プロトタイプ。ボディサイドには「エレクトリックテスト車(EV)」の文字が(スクープ写真)全 31 枚
次期型『7シリーズ』のスクープ情報でにぎわっているBMWだが、今回は主力ミドルセダン『5シリーズ』の次期型に関する最新情報をつかんだ。スクープサイト「Spyder7」が捉えた2台のプロトタイプ車両の姿とともにお伝えする。

欧州Eセグメントの5シリーズは1972年に初代が登場、現行型となる第7世代は2017年から販売されている。次期型は2023年内のデビューが予想されており、6年ぶりのフルモデルチェンジとなりそうだ。

捉えた第8世代「G60」のプロトタイプ車両は、ボディを完全にカモフラージュしているが、現行型よりボディが長い印象を受ける。長いノーズ、切り詰められたフロントオーバーハング、筋肉質のフェンダー、ウィンドウアウトラインの「ホフマイスターキンク」などが確認できる。またボディサイドには『i4』と同じ格納式のドアハンドルを採用している。


フロントエンドを見ると、グリルはさほど巨大化はされていないようだ。デザイナーのクリス・バングル氏が手がけたE60(2003-2010)を彷彿させるボンネットラインが見てとれる。スリムになったヘッドライトの中はダミーだが、『X7』や『7シリーズ』のような上下2段のスプリットタイプではないようにも見える。テールライトはより薄く、おそらくLEDストリップにつながるデザインとなるだろう。

次期型5シリーズは、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド(PHEV)、そしてフルエレクトリック(EV)を揃える。内燃機関を搭載する最後の5シリーズになるとともに、フルEVのパワートレインを備える最初の5シリーズとなる。

今回捉えた2台のプロトタイプだが、1台はフロントドアに「Electric Test Vehicle」(電気テスト車両)のステッカーが貼られ、もう1台はリアバンパーに「Hybrid Test Vehicle」のステッカーがみられるほか、ドライバー側のフロントフェンダーに充電ポート、リアバンパーにデュアルエキゾーストパイプを装備していることからも、これらがEVバージョンとPHEVバージョンとであると思われる。

車内では、i4でみられる12.3インチのドライバーディスプレイと14.9インチのインフォテイメントを備えたデュアルスクリーンセットアップを採用、キャビンが完全に刷新されるだろう。

EVバージョンとなる「i5」(仮称)では、「iX xDriv40」と仕様の一部を共有するとみられ、リアに電気モーター、オプションでフロント車軸にもう1つを搭載、出力合計で300hpを発揮し、0-100km/h加速は6秒のパフォーマンスが予想される。また70kWhバッテリーパックを積み、1回の充電による後続は400km以上となる。

ステーションワゴンの「ツーリング」にもEVバージョンが設定されるかは現段階では不明だ。

新型車を最速スクープ『Spyder7』をチェック!

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  3. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  4. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  5. プレミア化は必至!?『ランクル』を知り尽くしたトヨタ車体の「ラリー仕様」限定車にSNS歓喜
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る