プジョー、欧州新車販売の100%を電動化 2025年までに

電動化を進める「パワー・オブ・チョイス」戦略

新型308のPHVはEVモード60km

欧州電動車販売でのシェアは現在3位

プジョー 308 新型のPHV
プジョー 308 新型のPHV全 17 枚

プジョー(Peugeot)は7月12日、2025年までに欧州で販売する新車の100%を電動化すると発表した。

写真:プジョー 308 新型のPHV

電動化はプジョーブランドの戦略の中心だ。例えば、新型『308』には発売直後から、ハッチバックとワゴンの「SW」の両方に、2種類のプラグインハイブリッド車(PHV)を設定している。

2021年末までに、新型308などの新型車が、乗用車と商用車を合わせて、プジョーの欧州での電動化率を70%に引き上げる。その後、2023年までに欧州で販売する新車の85%を電動化し、2025年までに欧州で販売する新車の100%を電動化する計画だ。

電動化を進める「パワー・オブ・チョイス」戦略

プジョーブランドは、電動化を進める「パワー・オブ・チョイス」戦略を掲げている。パワー・オブ・チョイス戦略は、今後のプジョーの技術面の重要な柱のひとつとなる。新世代の電動車は、デザイン、快適さ、装備、広さ、積載量、運転の楽しさを犠牲にすることなく、顧客にニーズと用途に最適な電動パワートレインを提供していく。また、プジョーの電動モデルはすべて、それぞれのガソリンおよびディーゼルエンジン搭載車と同じ室内スペースや先進運転支援システム(ADAS)を持つ。

この新戦略に沿う形で、新型308には、2種類のPHVモデルが用意された。308にPHVが設定されるのは、新型が初めてとなる。新型308は、「EMP2」と呼ばれるマルチエナジープラットフォームの進化版をベースにしており、スリークなシルエットで電動化バージョンを展開することが可能になったという。このプラットフォームは、新しい構造要素で構成されており、効率性、安全性、ドライビングプレジャー、快適性をさらに高めた、と自負する。

新型308のPHVはEVモード60km

2種類のPHVモデルは、駆動方式がFFで、トランスミッションは8速ATを組み合わせる。「HYBRID 180 e」は、「PureTech」ガソリンエンジンが最大出力150hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。EVモードでの航続は最大60km、CO2排出量25g/km(いずれもWLTP計測)を見込む。

「HYBRID 225 e」は、PureTechガソリンエンジンが最大出力180hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。PHVシステム全体のパワーは225hp。EVモードでの航続は最大59km、CO2排出量26g/km(いずれもWLTP計測)となる見通しだ。

バッテリーの充電は、32Aの出力7.4kWウォールボックスで1時間55分、16Aの出力3.7 kWで3時間50分、8Aの出力3.7kWで7時間5分となる。

欧州電動車販売でのシェアは現在3位

プジョーブランドの電動化は3年前、『208』シリーズのEV、『e-208』の発売から始まった。それ以来、EVの『e-2008』、『トラベラー』、『エクスパート』と、PHVの『3008』と『508』を発売してきた。

2021年1~5月、プジョーは欧州新車販売で、フォルクスワーゲンブランドに次ぐ2位につけており、欧州電動車販売では、シェア3位につけている。e-208とe-2008は、それぞれのEVセグメントで販売台数2位となり、毎月シェアを拡大しているという。

プジョーブランドのリンダ・ジャクソンCEOは、「電動化はパワー・オブ・チョイス戦略の中心であり、顧客のニーズに最適な内燃エンジンと電動パワートレインの選択肢を顧客に提供する。パワー・オブ・チョイス戦略が実を結びつつあり、欧州では電動化モデルが優れた販売実績を残している」と述べている。

《森脇稔》

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