トヨタ・ウーブンプラネット、米リフト社の自動運転部門買収…開発体制強化

リフト社は2012年に設立された、米国とカナダにおける最大の移動・輸送ネットワークの1つ。今回の買収は2021年1月、旧トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)から移行して事業を開始したウーブン・プラネットにとって初の大型案件となる。
今回の買収により、ウーブン・プラネットは、テクノロジー、人材、およびグローバルな開発拠点を強化する。具体的には、レベル5が有するシリコンバレー、ロンドンにおけるオフィスおよび事業を直ちに継承し、300人以上の優秀なエンジニア、研究者、モビリティの専門家から成るチームを迎え入れる。また、リフトのセンシング、コンピューティング、ソフトウェア資産、およびレベル5の自動運転システムに関する戦略的能力を獲得。世界トップクラスのテクノロジーと専門性を持つレベル5、卓越したソフトウェアに関する知見を持つウーブン・プラネット、および先進的な研究成果を持つトヨタ・リサーチ・インスティテュートが協働することにより、高い専門性で業界をリードしていく。
《纐纈敏也@DAYS》