JR東海は7月21日、「さわやかウォーキング」30周年記念企画として、次期特急用車両HC85系を一般に初公開すると発表した。
HC85系は、特急『ひだ』『南紀』で運用されているキハ85系特急型気動車の後継車で、ディーゼルエンジンにより発電した電力と、蓄電池の電力を併用するハイブリッド方式の車両。2019年12月に試験走行車が登場し、その後、高山本線や紀勢本線で試験が行なわれている。
一方、その量産車は試験走行車を製造したJR東海の子会社である日本車両製造が64両受注しており、2023年3月期に58両、2024年3月期に6両が納入される予定。
HC85系初の一般公開は、11月13日に実施される美濃太田駅(岐阜県美濃加茂市)の「開業100周年秋の里山と鉄道満喫ウォーキング」の一環として、外観の展示のみが行なわれる。