ポルシェ タイカン の「クロスツーリスモ」、ついに日本登場…オールラウンド性能

ポルシェ タイカン クロスツーリスモ
ポルシェ タイカン クロスツーリスモ全 86 枚

ポルシェは29日、都内でメディア向けにポルシェ『タイカン・クロスツーリスモ』(Porsche Taycan Cross Turismo)のお披露目を行なった。あわせてポルシェ急速充電器ターボチャージングステーションの概要も説明した。

タイカンはポルシェ初の量産EVスポーツカーとして注目をされており、4ドアグランクーペデザインを採用し、広い車内空間に大型テールゲートを備え、1200リッターの積載量を誇る荷室は使い勝手もいい。

そのタイカンにオールラウンダーとしての性能を持たせた「タイカン4クロスツーリスモ」、「タイカン4Sクロスツーリスモ」、「タイカン・ターボ・クロスツーリスモ」が日本市場に導入される。3月より予約受付が開始されているが、昨今の事情を鑑みて今回が国内で初のお披露目となった。

展示車両は タイカン4クロスツーリスモで、前後バンパー下部とサイドシルにロアエプロンを装備、ホイールアーチトリム、ルーフレールが装備されている。またオフロードデザインパッケージの一部として、フロントバンパーとリアバンパーのコーナーとシルエンドに専用フラップも装備されている。

全モデルに4WDとアダプティブエアサスペンションを備えたハイテクシャシーが標準装備され、オプションのオフロードパッケージは最低地上高を最大30mmアップする。インパネにある操作パネルで走行モードを変更することで、地上高の上下も可能となり、よりアクティブにラフロードに進入することが可能となる。

全てのモデルに総容量93.4kWhのパフォーマンスバッテリープラスが標準装備とる。各モデルの性能は以下の通り。

●タイカン4クロスツーリスモ……最高出力380ps(ローンチコントロール時のオーバーブースト出力476ps)、0-100km/h加速5.1秒、最高速度220km/h、航続距離(WLTP)389-456km

●タイカン4Sクロスツーリスモ……最高出力490ps(同571ps)、0-100km/h加速4.1秒、最高速度240km/h、航続距離(WLTP)388-452km

●タイカンターボクロスツーリスモ……最高出力625ps(同680ps)、0-100km/h加速3.3秒、最高速度250km/h、航続距離(WLTP)395-452km

あわせて、ポルシェの電気自動車オーナー向けに、「ポルシェターボチャージングステーション」を虎ノ門ヒルズに開設し、今後の展開を説明した。

ポルシェターボチャージングステーションはABB社との共同開発で、国内でもっともパワフルな150kWの出力により、タイカンの車載バッテリーを約30分で80%(走行距離300km分)まで充電が可能となる。

現在は90kWでの運用中だが、年内には150kWでの運用を開始する予定だ。LINKS UMEDA、あべのハルカス、ヒルトン名古屋、ナゴヤセントラルガーデにてすでに稼働しており、虎ノ門ヒルズは国内5ヶ所目となる。ポルシェは急速充電器(最大150kW級出力、CAHdeMO規格)を始めとする独自の充電ネットワークを展開しており、充電設備は順次拡大していく予定だ。

ポルシェターボチャージングステーションはポルシェのアプリで全て管理を行い、ステーションでの操作は給電ケーブル車両に刺す・抜く作業のみとなり、充電開始や停止はアプリ上で行うことになる。付近の充電器を探すことや、充電器の混雑状況なども確認することができる。

虎ノ門ヒルズ ポルシェターボチャージングステーションは、虎ノ門ヒルズ森タワーB3駐車場内に2基設置。現在90kW運用、2021年後半より150kW運用予定、充電可能時間24時間365日(施設点検日を除く)となる。

《雪岡直樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る