VWのEV初のSUVクーペ、『ID.5 GTX』は2022年発売…IAAモビリティ2021

電動SUVの『ID.4』のクーペ版

1回の充電での航続は最大497kmに

VWの開発車両に共通するカモフラージュ

フォルクスワーゲン ID.5 GTX のプロトタイプ(IAAモビリティ2021)
フォルクスワーゲン ID.5 GTX のプロトタイプ(IAAモビリティ2021)全 12 枚

フォルクスワーゲンは9月6日、ドイツで開幕したIAAモビリティ2021において、『ID.5 GTX』(Volkswagen ID.5 GTX)のプロトタイプを初公開した。

写真:フォルクスワーゲン ID.5 GTX のプロトタイプ

電動SUVの『ID.4』のクーペ版

ID.5 GTXは、フォルクスワーゲンブランド初のフル電動SUVクーペだ。フォルクスワーゲンの新世代EVの「ID.」ファミリーの中では、電動SUVの『ID.4』のクーペ版に位置づけられる。

また、「GTX」はパフォーマンスとデザインを重視し、「GTI」やプラグインハイブリッド車(PHV)の「GTE」と並んで、フォルクスワーゲンのEVのトップパフォーマンスモデルに位置付けられる。ID.5 GTXは、すでに欧州で発表されているID.4 GTXに続く、GTX第2弾モデルとなる。

ID.5 GTXは、フォルクスワーゲングループの新世代EV向け車台「MEB」をベースに、デュアルモーター4WDシステムを搭載する。フル電動SUVクーペとして、エレガントなデザインと強力なツインモーター+4WDを採用しているのが特長だ。また、ID.5 GTXはフルコネクテッドEVを標榜しており、無線でソフトウェア更新を受信できるという。車両が他車やインフラと通信を行う「Car2X」テクノロジーも搭載している。フォルクスワーゲン ID.5 GTX のプロトタイプフォルクスワーゲン ID.5 GTX のプロトタイプ

1回の充電での航続は最大497kmに

ID.5 GTXでは、フロントアクスルとリアアクスルの両方に電気モーターを搭載する。このツインモーター+4WDにより、強力な走行性能、優れたトラクション、スポーティなハンドリングを実現している、と自負する。

すでに欧州で発表されているID.4 GTXの場合、リアアクスルのモーターに加えて、フロントアクスルにもモーターを搭載する。ツインモーターは合計で、299hpのパワーを引き出す。

ID.4 GTXの駆動方式は、ID.シリーズ初の4WD。299hpのツインモーターとインテリジェントに制御されたAWDの組み合わせにより、ID.4 GTXは、0~100km/h加速6.2秒の性能を発揮する。最高速はリミッターにより、180km/hに制限される。フロントのモーターは、強力なトラクションが必要な場合などに、瞬時に作動する。走行モードの「トラクション」を選択した場合、常時AWDになる。

ID.5 GTXでは、前後アクスルの間に大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載する。1回の充電での航続は、最大497kmを可能にしているという。フォルクスワーゲン ID.5 GTX のプロトタイプフォルクスワーゲン ID.5 GTX のプロトタイプ

VWの開発車両に共通するカモフラージュ

IAAモビリティ2021で初公開されたID.5 GTXは、プロトタイプ車両のため、車体にはフォルクスワーゲンの開発車両に共通するカモフラージュが施されていた。フォルクスワーゲンによると、エレガントさやスポーティさを追求しており、短いオーバーハングと大きなホイールがその強い特長を際立たせているという。

フロントには、インテリジェントに制御されたハイビームを可能にする「IQ.Light」と呼ばれるLEDマトリックスヘッドライトが採用された。フロントグリルには、ライトストリップを装備する。フロントバンパーのグリルは、ハニカムパターンとした。

フラットに傾斜したAピラーは、ルーフラインにエレガントな流れを与える、と自負する。リアには、ワイド感を強調するライトストリップを装備した。3DデザインのLEDテールライトによって、高級感を追求している

なお、スポーティなGTXブランドの2番目のモデル、ID.5 GTXは2022年、欧州市場で発売される予定、としている。

《森脇稔》

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