アルピナ XD4 予約受注開始、最高出力394psの高性能SUVディーゼル…価格は1398万円

BMWアルピナ XD4
BMWアルピナ XD4全 40 枚

ニコルオートモビルズは、BMW車をベースにしたハイエンドモデル、BMWアルピナ『XD4』を2022年春(予定)に日本市場へ導入。予約注文の受付を開始した。左ハンドル仕様のみで価格は1398万円。

BMWアルピナ XD4は、ベースモデルとなるBMW『X4』のマイナーチェンジに伴い、2021年8月にアップデートを行った。高性能ディーゼルエンジンは出力とトルクを強化したほか、ハンドリング性能も改良。外観もよりモダンで力強いデザインとなった。

最高出力394ps、3.0リットル6気筒ターボディーゼルエンジンを搭載

パワートレーンには、クアッドターボチャージングシステムを搭載した3.0リットル直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載。マッピングの最適化により、最高出力は6psアップの394psを発生、最大トルクは1750~3000rpmの回転域で30Nmアップの800Nmを供給する。

トランスミッションは、高トルクに耐えるように特別設計されたZF社製のアルピナスウィッチトロニックシフトボタン付8速スポーツATを採用する。改良されたローンチコントロールにより、最適なトラクションと出力制御が行われ、0-100km/h加速は4.6秒、巡航最高速度は268km/hに達する。

また高出力でありながら、11.6km/リットル(WLTPモード)の低燃費を実現。酸化触媒とSCR触媒をコーティングしたDPFによるSCRシステム、AdBlueインジェクターを備えた2つのSCR触媒(コンバーター)により、CO2排出量も224g/kmに抑えている。

ダイナミクスを最適化したアルピナスポーツサスペンション

高出力化に伴い、アルピナスポーツサスペンションも改良。快適性や乗り心地を損なうことなく、前後方向および横方向へのダイナミクスを最適化している。また、可変式ダンパーコントロールにもキャリブレーションを行ったほか、短く、より硬いスプリングを用いることで、車両の低重心化とエアロダイナミクスの最適化を図っている。ステアリングのキャリブレーションも再度見直し。より繊細で正確なステアリング、あらゆる運転状況における直感的な応答性を実現させている。

足元には、アルピナとピレリが共同開発した高性能タイヤ「P Zero ALP」を装着した20インチのアルピナクラシックホイールを装備する。タイヤサイズはフロントが255/45 ZR20、リヤが285/40 ZR20。オプション設定の22インチのアルピナクラシック鍛造ホイールには、フロント255/35 ZR22、リヤ295/30 ZR22の専用タイヤを組み合わせる。ブレーキシステムもより高性能なブレーキパッドを採用。フロント395mm径、リヤ398mm径の軽量ドリルドローターも引き続きオプション設定とし、よりダイレクトなペダルフィードバックと、優れた耐フェード性能を可能としている。

四輪駆動制御はBMW xDriveシステムをベースに開発。トルク配分は後輪重視の設定とし、スポーティなハンドリングを実現している。また、電子制御式アクティブLSDに加えてパフォーマンスコントロールを設定。個々のブレーキを個別に制御することで、アンダーステアの発生を未然に防ぎ、コーナリング時の俊敏性とグリップを向上させる。

モダンでスポーティなエクステリア

エクステリアでは、BMWが再設計したライトとキドニーグリルに加え、フロントとリアにはアルピナがエアロコンポーネントを追加。モダンでスポーティなデザイン言語を与え、より洗練されたイメージへと昇華させている。また、リヤエプロンにはディフューザーを追加。モデルのもつ筋肉質な一面を引き出している。

インテリアでは、スポーツディスプレイにパワーとトルクモニターだけでなく、ブースト圧や油温、Gフォースも表示できるようにした。

《纐纈敏也@DAYS》

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