初めてのスピーカー、狙うべき価格帯は?[カーオーディオ システムアップ AtoZ]

市販スピーカーの一例(ケンウッド・KFC-XS174S、税抜価格:3万2000円)。
市販スピーカーの一例(ケンウッド・KFC-XS174S、税抜価格:3万2000円)。全 3 枚

クルマの中で“良い音”を楽しみたいと考えている方々に向けて、システムアップに役立つ情報をガイドしている当連載。まずはスピーカーをテーマにお贈りしている。今回は、「初めてのスピーカー」として狙うべき価格帯について解説していく。

【画像全3枚】

さて、市販スピーカーは1万円を切るモデルからあるが、セパレートスピーカーの最エントリークラスは1万円台だと考えて良いだろう。そしてその上の2万円から4万円くらいまで、4万円から6万円くらいまで、この3グレードの製品が、初心者に選ばれることが多くなっている。

早速、結論を言ってしまおう。この3グレードの中で当サイト的にもっともお薦めしたいのはズバリ、2万円から4万円くらいの価格帯にある製品だ。その理由は、「最エントリーグレードの製品と比べて得られる満足度がぐっと高まるから」だ。

1万円台の製品でも純正スピーカーとの違いは明らかにある。なので、交換して相応の満足度が得られることは間違いないが、そこから1ランク上げると交換したときの喜びが一層増大する。例えば1万5000円のモデルと3万円のモデルとを比べると価格は倍違う。倍も違えば性能差もそれなりに開く。このように低価格帯の製品ほど、価格差に対しての性能差が大きくなりがちだ。金額の差の割にアップ率が大きくなるからだ。

なお、そこからもう1グレード上のモデルに手を伸ばせば、そこでもまた満足度が大きく変わる。なので、5万円から6万円くらいの製品をイチ推しとしているお店も多い。

ちなみに、6万円くらいまでの製品は取り付け性の高さも特長とする「カスタムフィット」タイプである場合が多い。そうであれば、取り付けコストもある程度抑えられるので、その点でもエントリーユーザーに向いている。

逆に6万円を超えてくると、取り付け性の良し悪しは製品ごとでばらつきが出がちになる。そのくらいの製品に目が行く場合には、取り付け性がどうなのかのチェックは一層念入りに行いたい。取り付けるのに加工が必要となるモデルを選ぶと、最終的な費用が上がってしまう。

ただし最近は、10万円くらいまでの製品の中にも取り付け性の高いモデルも増えている。そうであれば、そういった製品も候補になり得る。実際、1万円台のモデルと10万円に迫るモデルとの性能差はかなり大きい。予算が許せばここまで視野に入れると、選択肢は相当に多くなる。

なお、デッドニング等のスピーカーの性能を引き出すための作業には当初は予算を多く割かずに、スピーカー代に多くを注入するという手もある。そうすると、より良いモデルを手にしやすくなる。そして後から徐々に装着コンディションを高めていけば、都度音が良くなる感動を味わえる。参考にしてほしい。

今回は以上だ。次回以降もスピーカー選びに関する情報をさまざま紹介していく予定だ。乞うご期待。

「初めてのスピーカー」、狙うべき価格帯は? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 01「スピーカー編」その6

《太田祥三》

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