完成検査で自動化機器を使用…AIを活用 解禁へ法改正

完成検査(参考画像)
完成検査(参考画像)全 1 枚

国土交通省は10月22日、検査員を置かずに、AI(人工知能)を活用した自動車の完成検査を解禁するため、自動車型式指定規則などを一部改正すると発表した。

日産自動車やスバル、スズキなどで完成検査の不正が発覚したこともあって、国土交通省では完成検査制度の見直しを検討してきた。「完成検査の改善・合理化に向けた検討会」が昨年4月に公表した中間とりまとめでは、完成検査を合理化できる自動化機器の活用が掲げられた。AIを活用して完成検査を合理化する実証実験などを実施し、今年3月には「完成検査の自動化ガイドライン」が策定された。これらを受けて法改正する。

具体的には完成検査では国土交通大臣が定める基準に適合する自動車検査用機械器具による検査を可能とし、完成検査員を置かずに実施できることを規定する。器具の基準では検査員と同等以上の精度を持つことや、異常を検出した場合は自動で停止すること、検査結果は自動で記録することなどを定める。

パブリックコメントを実施した上で11月に公布・施行する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「FJクルーザー復活マジかよ!」価格は400万円台? トヨタの新SUV『ランドクルーザーFJ』にSNSが注目
  2. 「変形ロボじゃん」可変カウル装備の新型BMW『R 1300 RT』にファン驚愕
  3. 米シークレットサービスが『コルベット』など10台を導入、あえてキャデラックを「MT車」にした理由とは
  4. 手軽なのに効果バツグン! 静音カスタムで車内を劇的改善~Weeklyメンテナンス~
  5. 【シトロエン C4 新型試乗】“もうひとつのダンパー”がなかなかいい仕事をしている…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  2. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  3. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  4. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  5. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
ランキングをもっと見る