自動車用鉛バッテリー格子体に新製法を採用、性能向上に寄与…古河電池

左がブックモールド(重力鋳造)製法、右が打ち抜き(スタンプフォーム)製法
左がブックモールド(重力鋳造)製法、右が打ち抜き(スタンプフォーム)製法全 1 枚

古河電池は11月8日、自動車用鉛蓄電池の極板の格子体製造に新たに打ち抜き(スタンプフォーム:SF)製法を採用したと発表した。

鉛蓄電池の極板には、活物質を保持するための網目をもつ格子体が必要であり、同社では「ブックモールド(重力鋳造)製法」と「連続鋳造製法」を採用している。新採用のSF製法は、圧延した鉛合金シートを打ち抜いて格子体の成形を行う製法になる。

SF製法では同社従来製法よりも、薄い格子体を製造でき、格子デザインの自由度も高い。格子体製法の追加により、極板の薄型化による鉛蓄電池の性能向上が期待できる他、電池設計のバリエーションが広がり、市場ニーズに合わせた新製品開発、既存製品の改良が可能になる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  2. [VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
  3. トヨタ『4ランナー』新型...最新技術と高い耐久性の両立[詳細画像]
  4. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  5. トヨタ『GRカローラ』は『GRヤリス』とは異なるスタンス…4月の試乗記まとめ
  6. トヨタ『カムリ』新型...ベストセラーはどこが新しくなったか?[詳細画像]
  7. ダムドが伊・OZ Racingとコラボしたネオクラシックホイール「Rally Racing 4×4」の受注を開始
  8. 【ジープ ラングラー 4xe 新型試乗】ラングラーがまぁ静かになっちゃって…中村孝仁
  9. 全長100メートルのジャンボこいのぼりと名車がコラボ…第12回KAZOクラシックカーフェスタ
  10. ポルシェの売上高と営業利益、過去最高を達成 2023年通期決算
ランキングをもっと見る