スバル初のPHV、クロストレック ハイブリッド に2022年型…来春米国発売へ

EVモードは最大27km

最新のアイサイト

「X-MODE」と「ヒルディセントコントロール」

PHV専用のテレマティクスシステム

専用の「スバル・スターリンク・コネクテッド・サービス」

スバル・クロストレック・ハイブリッド
スバル・クロストレック・ハイブリッド全 18 枚

SUBARU(スバル)の米国部門のスバルオブアメリカは11月12日、『クロストレック』(日本名:『XV』に相当)のプラグインハイブリッド車(PHV)、『クロストレック ハイブリッド』の2022年モデルを2022年第1四半期(1~3月)、米国市場で発売すると発表した。

EVモードは最大27km

クロストレック ハイブリッドは、スバル初のPHVだ。水平対向エンジン、リニアトロニック(電気式CVT)、モーター、シンメトリカルAWDを組み合わせたPHVシステム、「スバル・スタードライブ・テクノロジー」を搭載する。

クロストレック ハイブリッドでは、直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンに2つのモーターを組み合わせた。これにより、ガソリン車同様の低重心かつシンメトリカルなシステムを実現している。

クロストレック ハイブリッドには、リチウムイオンバッテリーを搭載する。EVモードは、日常の短距離移動をまかなう最大27kmとした。この効果もあって、米国EPA(環境保護局)の認定燃費性能は、90 MPGeを実現している。スバル・クロストレック・ハイブリッドスバル・クロストレック・ハイブリッド

最新のアイサイト

先進運転支援システム(ADAS)の「アイサイト」の最新版を標準装備する。プリクラッシュブレーキは、衝突の危険がある場合、ドライバーに注意を喚起し、ドライバーが回避操作を行わない場合、ブレーキ制御を行い、自動的に車両を減速または停止させる。

アダプティブクルーズコントロール、レーン逸脱&ふらつき警報、レーンキープアシストも導入する。ドライバーアシストインジケーターはメーターの上部に配置され、アイサイトの状態やその他の警告を見やすく表示する。後退時自動ブレーキシステムは、後退中に障害物が検出された場合、車両に自動的なブレーキをかける。ステアリング連動ヘッドランプも標準装備される。

LEDハイビームアシストは対向車に配慮しながら、ハイビームを最大限に使用できるようにドライバーを支援する。レーンチェンジアシストとクロストラフィックアラートでは、ドライバーの死角に入った車両を検知し、警告を行う。さらに、歩行者警報システムが装備されており、EVモードで32km/h以下の低速走行時、歩行者に車両の接近を音で知らせることができる。スバル・クロストレック・ハイブリッドスバル・クロストレック・ハイブリッド

「X-MODE」と「ヒルディセントコントロール」

2022年モデルには、薄型のルーフレールと、マシーン仕上げのブラック塗装の専用18インチアルミホイールを標準装備した。ウインカー内蔵のボディ同色ドアミラー、自動高さ調整制御付きのLEDステアリング連動ヘッドライト、LEDデイタイムランニングライト、 LEDフォグランプも標準装備する。

また、シート、ドアアームレスト、インストルメントパネルにオレンジ色のステッチが施されたブラックまたはグレーのレザー内装と、運転席に
6ウェイパワー調整機能が付く。革巻きステアリングホイールとシフトレバー、プッシュボタンスタートによるキーレスアクセスも採用した。後席は、60対40の分割可倒式で、キャンプ用品や荷物を積む充分なスペースを備えている。

「X-MODE」と「ヒルディセントコントロール」を採用しており、滑りやすい路面やオフロードでのパフォーマンスを追求する。最低地上高は220mmとしている。スバル・クロストレック・ハイブリッドスバル・クロストレック・ハイブリッド

PHV専用のテレマティクスシステム

2022年モデルでは、PHVならではの表示コンテンツや、専用機能追加により強化されたテレマティクスシステムによって、利便性や快適性を追求している。

Apple「Car Play」とグーグル「Android Auto」を搭載した8.0インチの「スターリンク・マルチメディア・プラス」システムを標準装備する。プッシュボタンスタートによるキーレスアクセス、タイヤ空気圧監視システム、後席のデュアルUSBポートも導入した。レザーステアリングホイールには、オーディオ、Bluetooth、「SIドライブ」のコントロールスイッチを装備する。

メーターパネルには、4.2インチのカラーLCDディスプレイと、モーターの出力や回生状態を示すパワーメーターを採用する。センタースタックの上に位置するマルチファンクションディスプレイには、ドライブモードや充電状況など、ハイブリッド専用表示が追加される。スバル・クロストレック・ハイブリッドスバル・クロストレック・ハイブリッド

専用の「スバル・スターリンク・コネクテッド・サービス」

クロストレック ハイブリッド専用の「スバル・スターリンク・コネクテッド・サービス」も採用する。このサービスを利用すれば、車両に乗り込む前にスマートフォンから予め空調を稼働させ、乗車直後から快適な空間を実現することが可能だ。スマートフォンから遠隔で充電設定も変更できる。

また、SOS緊急アシスト、自動衝突通知など、「スバル・スターリンク・セーフティ&セキュリティ・プラス・パッケージ」を設定する。メンテナンス通知、毎月の車両診断レポートと診断アラート、車両回収サービス、車両セキュリティアラーム通知、リモートロック/アンロック、リモートホーン&ライト、車両位置情報サービスを導入した、としている。スバル・クロストレック・ハイブリッドスバル・クロストレック・ハイブリッド

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  2. 満充電で3~4年間保管&50回以上のエンジン始動も、ナトリウム電池採用のジャンプスターター発売
  3. メルセデスベンツ『Vクラス』次期型は大胆チェンジ! 極上の移動空間を提案…上海モーターショー2025
  4. 「未来的で、乗り心地良さそう!」マツダの新型SUV『EZ-60』、SNSでは日本導入に期待の声
  5. 【VW ゴルフGTI 新型試乗】自動車を運転することが楽しかった時代に引き戻される…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  3. ホンダと「3COINS」がコラボ、名車『S800』や『N360』イラストのTシャツなど限定販売
  4. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  5. 東レ、偏光サングラスでの利用を可能にする新たなHUD技術を開発…フロントガラス全面展開も視野に
ランキングをもっと見る