インテル、傘下の自動運転部門「モービルアイ」にIPO計画…2022年に上場へ

モービルアイの自動運転車
モービルアイの自動運転車全 3 枚

インテル(Intel)は12月6日、傘下の自動運転部門のモービルアイの新規株式公開(IPO)を行い、2022年中旬に米国でモービルアイの株式を上場する計画を発表した。

モービルアイは、先進運転支援システム(ADAS)と自動運転ソリューションを手がけている。2021年には1億個目の 「EyeQ」 システムオンチップ(SoC)を出荷し、自動運転車のテストプログラムを米国、欧州、アジアなど世界各地の複数都市へと拡大している。

また、モービルアイは2021年、商用ロボタクシーも公開した。世界の自動車メーカー30社以上から、過去最高となる41件の ADAS プログラムの受注を獲得した。新たに獲得したプログラムは、主軸の運転支援テクノロジーから、次世代の運転支援と完全自動運転システムまで、多岐にわたる。

さらに、2023年から始まる 「Mobility as a Service(MaaS)」プログラムでも複数の契約を締結した。2024年にはモービルアイの自動運転システム用に、自動車製品や企業向け車両の設計開始が予定されている。

モービルアイは 2014年に上場したが、2017年にインテルによって買収された。インテルがモービルアイを買収してからの4年間で、モービルアイは大幅な増収と数々の技術革新を達成した。自動運転車の大規模な展開に向けて、多くの投資も行ってきた。

インテルは現在、モービルアイの株式を100%保有しており、IPO完了後も過半数を保有する予定、としている。


イードが運営する自動車ニュースメディア『レスポンス』では、海外情報(主に中国・アジア)のニュースを担当できる外部ライター、編集者を募集しています。ご興味のある方は、募集要項をご確認のうえ、ご応募ください。応募締め切りは2021年12月28日(火)。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る