箱根登山鉄道が「鉄・鋼・索」の兼営に…箱根ロープウェイと合併へ

箱根登山鉄道鉄道線の3100形。
箱根登山鉄道鉄道線の3100形。全 4 枚

箱根登山鉄道箱根ロープウェイは1月11日、2022年4月1日付けでの合併を国土交通省に認可申請したことを明らかにした。

【画像全4枚】

箱根登山鉄道は小田原駅(神奈川県小田原市)と強羅(ごうら)駅(神奈川県箱根町)を結ぶ15.0kmの鉄道線、強羅駅と早雲山駅(神奈川県箱根町)を結ぶ1.2kmの鋼索線(ケーブルカー)を運営し、不動産業や名産店業、温泉・遊園地業を兼営している。

一方の箱根ロープウェイは、早雲山駅と桃源台駅(神奈川県箱根町)を結ぶ4.035kmの索道(ロープウェイ)を運営し、飲食・売店業や賃貸業を兼営している。

ともに小田急箱根グループの一員で箱根観光の一翼を担っていることから「経営資源を集中することで、目まぐるしい事業環境の変化に柔軟に対応できる機動的且つ効率的な経営体制」を構築するとして、合併に合意した。

合併が認可されると、箱根登山鉄道が存続会社となり、商号は「箱根登山鉄道」が継続使用される。これにより同社は京福電気鉄道や近畿日本鉄道と同様に、鉄道・ケーブルカー・ロープウェイを兼営する鉄道会社となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る