ナビを買うなら「HDMI端子」付き…メインユニット[カーオーディオ システムアップ AtoZ]

「HDMI端子」を装備する市販AV一体型ナビを搭載したオーディオカーの一例(製作ショップ:カーファイ<神奈川県>)。
「HDMI端子」を装備する市販AV一体型ナビを搭載したオーディオカーの一例(製作ショップ:カーファイ<神奈川県>)。全 8 枚

「クルマの中で好きな音楽をより良い音で楽しみたい」、そう考えているドライバー諸氏に向けて、そのための情報を多角的に発信している当連載。現在は、音楽を聴くのに向いた「メインユニット」の選び方を解説している。

今回は前回に引き続き、「AV一体型ナビ」選びのポイントを紹介する。で、前回は「Bluetooth」に対応したモデルを選ぶべきであると説明した。これに対応していると、スマホをソースユニットとして活用する際の利便性が高まるからだ。

そしてもう1点、チェックすべき項目がある。それが「HDMI端子」だ。これが備わっていると、車内エンタメがぐっと充実するからだ。

まず、「スマートフォンのミラーリング」を行える。これは、スマートフォンの画面表示を車載機のモニターにそのまま映し出せるというものだ。例えば、YouTubeアプリの表示をそのまま車載機のモニターに映せるので、YouTube動画をより大きな画面で楽しめる。かつその音声はカースピーカーで聴ける。

また、『Amazon Fire TV Stick』等のストリーミングデバイスの接続も可能となる。それらを繋げば、車内で楽しめる映像系のコンテンツが一挙に増える。

というわけで「HDMI端子」は、特に映像系コンテンツを楽しみたいと考えている層にとってとても魅力的な装備といえる。

ちなみに昨今、「AV一体型ナビ」の「HDMI端子」の装備率は高まっている。少し前までは一部の高級機にしか搭載されていなかったが、現在はスタンダードモデルにも装備が広がった。より手軽にこの恩恵を受けられるようになっている。

とはいえ実は、「HDMI端子」が備わっていなくてもスマホのミラーリングやストリーミングデバイスを楽しむ手立てはある。「AV一体型ナビ」にはバックカメラの映像を入力するためのアナログの映像入力端子が備わっていることが多く、そうであれば、デジタル信号をアナログ信号に変換するアイテムを接続できるので、これにてミラーリング等が可能になるのだ。さらには、映像の切り替えを行えるアイテムも併せて導入すれば、バックカメラ映像と映像コンテンツの切り替えも行える。

というわけなので、ナビの購入予算を下げるためにあえて「HDMI端子」が装備されていないモデルを選び、変換ハーネスにてミラーリングを楽しむ、という作戦も有り得ている。判断は分かれるところだが、このような手もあることは、覚えておいて損はない。

今回は以上だ。次回以降も「AV一体型ナビ」のチョイスのポイントを解説していく。お楽しみに。

ナビを買うなら「HDMI端子」付きに限る!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 02「メインユニット編」その5

《太田祥三》

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