ポルシェ(Porsche)は2月10日、急成長中の電動アシスト自転車事業を強化するために、ファズア社の株式を取得し、ポヌーク社との合弁事業を計画していると発表した。
ポルシェは、ファズア社の株式の20%を取得した。さらに、株式を追加購入するオプションも契約に盛り込んだ。これによりポルシェは将来、ファズア社を完全に傘下に置くことも可能になる。
ファズア社は、ドイツ・ミュンヘン郊外のオットブルンに2013年に設立された。電動アシスト自転車向けに、軽量でコンパクトな「eBike」ドライブシステムの開発・生産を行っている。eBike システムは、40以上の有名ブランドが採用。同社は現在、100名以上を雇用している。
また、ポルシェは、ポヌーク社との間で2つの合弁事業を計画している。最初の合弁事業では、次世代の高品質な「ポルシェeBike」を開発、製造、販売する。2番目の合弁事業では、急成長しているマイクロモビリティ市場における技術ソリューションに焦点を当てる。
ポルシェは、急成長しているeBike市場において、『タイカン』などのEVスポーツで得られたノウハウを活用したいと考えている。今回の発表は、その一環、としている。