宗谷本線歌内駅で最終列車見送りなどのイベント 3月11日限りで廃止

3月11日限りで廃止される歌内駅。2004年5月。
3月11日限りで廃止される歌内駅。2004年5月。全 1 枚

北海道中川町は3月11日、宗谷本線歌内(うたない)駅が3月12日に実施されるダイヤ改正で廃止されることを記念したイベントを開催する。

同駅は、現在の宗谷本線天塩中川~問寒別(といかんべつ)間が開通した1923年11月に開業。当時は「宇戸内」(うとない)という名称だったが、1951年7月に現駅名に改称。無人化された1984年には現在のような貨車(車掌車)を転用した駅舎に生まれ変わっている。

JR北海道で12駅が廃止された2021年3月のダイヤ改正後は、歌内駅を含む17駅が自治体が維持費用を負担する自治体管理駅へ移行していたが、それからわずか1年足らずで廃止されることになった。

最終日の3月11日には、19時52分に発着する最終列車を見送るお別れ会を19時30分から19時52分まで開催。3月7~13日には中川町内の対象飲食店で会計時に「ありがとう歌内駅」という合言葉を言うと、先着順に記念硬券(480枚限定)が配布される。

このほか3月11~13日には歌内地区会館で10~15時(3月11日は12~20時)に町民と鉄道マニアによる合同写真展も開催される。

なお、3月12日のダイヤ改正では、ほかに北海道内で函館本線池田園・流山温泉・銚子口・石谷(いしや)・本石倉の各駅と根室本線(花咲線)糸魚沢駅が廃止となる。

《佐藤正樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  4. 戦後初のアウディ誕生から60周年、1965年に4ストロークエンジンで技術革新
  5. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る