交差点での赤信号無視で超低床車が衝突脱線…国交省が広島電鉄に改善指示

広島電鉄の5200形「グリーンムーバーエイペックス」。
広島電鉄の5200形「グリーンムーバーエイペックス」。全 1 枚

国土交通省中国運輸局は3月24日、衝突脱線事故を起こした広島電鉄に対して改善指示を行なったことを明らかにした。

この事故は2月20日、広島市西区己斐本町付近の広島電鉄本線福島町~広電西広島間を走行中の5200形「グリーンムーバーエイペックス」5206号が、交差点の赤信号を無視して先頭車が自動車と衝突し脱線したもので、土橋(どばし)~広電西広島間で4時間以上にもわたり運行が見合わされ、約2500人に影響が出た。

これを受けて中国運輸局は2月28日から3月1日まで保安監査を実施したが、その結果、広島電鉄では信号無視の原因について運転士から十分に聴き取りができていなかったこと、運転士が以前から喚呼不良の指摘を受けていたにも拘わらず改善されず、運転士の資質に対する管理ができていなかったことを確認した。

中国運輸局ではこれらの点を踏まえて「当該運転士に聴き取りを行ったうえで速やかに究明し、再発防止策を策定するとともに、運転士の資質の状況を適切に管理するための措置を講ずること」とする改善指示を出し、改善されない場合には事業改善命令を発出するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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