「SL」との差別化どうなる?メルセデスAMG GT次期型、「53」と「63」を同時スクープ!

メルセデス AMG GT 次期型プロトタイプ (スクープ写真)
メルセデス AMG GT 次期型プロトタイプ (スクープ写真)全 29 枚

メルセデスAMGが販売するパフォーマンス2ドアスポーツカー、『AMG GTクーペ』の次期型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて2グレード同時に捉えた。

SLとは違う、AMG GT 次期型の姿

AMG GTクーペは、『SLS AMG』の実質的後継モデルとして2014年にデビュー。今回が初のフルモデルチェンジとなり、2代目へ世代交代される。メルセデスAMGは、2021年10月に弟分『SL』新型を発表したが、その差別化に注目が集まる。

メルセデス AMG GT 次期型プロトタイプ (スクープ写真)メルセデス AMG GT 次期型プロトタイプ (スクープ写真)

今回捉えたプロトタイプは2台。1台は以前にも捉えたグレードで、円形のクワッドエキゾーストパイプを装備。おそらく6気筒エンジンを搭載し、「GT53」と呼ばれる可能性が高い。もう1台は四角いクワッドエキゾーストパイプをインストール。こちらはV型8気筒エンジンを搭載し、「GT63」と名付けられる上位モデルと予想される。

「SL」と「GT」は同じプラットフォーム上で開発、および構築される。「GTロードスター」を廃止し、後継モデルをSLに託した。捉えたプロトタイプは、単に固定ルーフを持ったSLではなく、ヘッドライトは異なる形状を持ち、グリルはSLより低い位置に配置されている。

さらに後ろに移動すると、合理化されたボディワークと際立つショルダーラインが見てとれるほか、フラッシュマウントドアハンドルを装備。足回りには、ベンチレーテッドディスクと、カラーキャリパーを備える高性能ブレーキシステムによりバックアップされた軽量ホイールを装着。サスペンション設定もSLとは異なるはずだ。後部では、SLよりコンパクトなLEDテールライトが確認できる。

メルセデス AMG GT 次期型プロトタイプ (スクープ写真)メルセデス AMG GT 次期型プロトタイプ (スクープ写真)

キャビン内では、最新のMBUXインフォテインメントテクノロジーを継承。SLと同様にセンターコンソールのほとんどをカバーする11.9インチのタッチスクリーンディスプレイを搭載。以前の情報では、SL同様に2+2シートレイアウトで実用性が高められると思われたが、最新情報では2シーターを維持し、SLと差別化される可能性があるという。

パワーは、SLと同様に2つの4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンから供給され、SL55では最高出力469ps、SL63では577psを発揮するが、GT53では最高出力476ps、最大トルク699Nm、GT63では最高出力585ps、最大トルク799Nmを発揮、「4MATIC+」全輪駆動を組み合わせる。またGTブラックシリーズや、4ドア「GT 63S Eパフォーマンス」の800psを超える高性能PHEVの設定も噂されている。

AMG GTクーペ次期型のワールドプレミアは、2022年内、あるいは2023年前半と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. BMW『X5』次期型のデザインが判明! トヨタと共同開発の水素エンジンなど搭載
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. デザインを4割が評価、読者の感情:スズキ『クロスビー』改良新型…価格上昇に戸惑いも
  5. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る