ZF、自動運転センシング技術開発企業と提携…レベル3/4実現へ

ZFとストラドビジョン社の自動運転向けセンシング技術のイメージ
ZFとストラドビジョン社の自動運転向けセンシング技術のイメージ全 1 枚

ZFは3月29日、AI(人工知能)ベースの自動運転や先進運転支援システム(ADAS)向け画像処理技術を手がけるストラドビジョン社の株式を6%取得した、と発表した。

ストラドビジョン社のソフトウェアにより、悪天候や照明不足の条件下でも、他の車両、車線、歩行者、動物、空きスペース、道路標識やライトなどの物体を正確に検出して、識別することが可能になる。

このソフトウェアは、ディープラーニングベースの検知アルゴリズムに基づいている。その消費電力は低く、メモリ使用量も比較的少量。また、幅広いハードウェアプラットフォームに対応しており、他のハードウェアシステム用にカスタマイズや最適化することも可能だ。

ストラドビジョンのソフトウェアは、現在、ADASや自動運転の量産モデルに導入されている。今回の提携により、ZFは自動運転のレベル3、レベル4のシステムに関するグローバルエコシステムを強化していく。

自動運転とソフトウェアはZFの製品ポートフォリオにおける戦略的技術分野のひとつだ。現在ZFは、自動車業界やモビリティ業界向けのシステムソリューションとして、「ZF ProAI」などの高性能コンピュータ、自動運転やADAS機能をサポートするソフトウェア、カメラ、レーダー、LiDARなどのセンサー類、インテリジェント・アクチュエーターを開発している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  5. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る