只見線の全線再開は10月1日…2011年の豪雨から11年ぶり 1日3往復を運行

只見線の主力車両キハE120。
只見線の主力車両キハE120。全 5 枚

JR東日本仙台支社と福島県は5月18日、只見線会津川口~只見間27.6kmの再開を10月1日に決定したと発表した。

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同区間は2011年7月の新潟・福島豪雨により第5只見川橋梁流出などの被害を受け長期運休を余儀なくされたが、その後の2017年6月には福島県とJR東日本が復旧費用の3分の2を福島県が負担する基本合意書・覚書を締結。残る3分の1の復旧費用については、2018年6月に成立した改正鉄道軌道整備法に基づき、国の災害復旧補助制度が適用されている。

流出した第5・6・7只見川橋梁はすでに橋脚、桁架設、軌道工事を完了しており、JR東日本仙台支社では7月下旬から訓練運転を開始したいとしている。

再開後は、福島県が施設を保有する第三種鉄道事業者、JR東日本が運行を担う第二種鉄道事業者とする上下分離方式で運行され、会津若松~只見間全線を走る1日3往復の列車が入線。再開を記念した特別ツアーや、再開初日の記念列車運行も予定されている。特別ツアーについては5月19日から専用ウェブサイトが開設され、順次、募集が開始される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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