【インディアン スカウトローグ 試乗】硬派でちょっと悪っぽい、カスタムライクなマシン…鈴木大五郎

「クラブスタイル」を意識したインディアンの代表的な1台

個性的ながら緻密に作り込まれたエンジン

ヒラリヒラリと軽快な倒し込みが可能

インディアン スカウトローグ
インディアン スカウトローグ全 33 枚

国内メーカーに比べて、海外ブランドのマシンは一つのプラットフォームをベースに数多くの派生モデルをラインナップしているケースが少なくない。

走りは意外と個性派なインディアン スカウトローグ

ハーレーはその典型で、そのバリエーションの豊富さはテストライダー泣かせでもあるが、インディアンも同様の手法を用い、一つのプラットフォームを使って複数の兄弟モデルをラインナップしている。

「クラブスタイル」を意識したインディアンの代表的な1台

インディアン スカウトローグインディアン スカウトローグ

今回リリースされた『スカウトローグ』は、インディアンの代表的な1台。スカウトをベースにアップタイプのハンドルを絞り気味にセット。フロントフェアリングやスポーツシートを装着するなど「クラブスタイル」というカスタムジャンルを意識したマシン。その他にもフロントには19インチのキャストホイールを履かせ、エンジンはブラックアウト。硬派でちょっと悪っぽいイメージのカスタムライクなマシンとなっている。

跨ると、本来はスリ抜けのしやすさを狙ったというハンドルによってか、コンパクトな印象。シートのホールド性も高まっており、ライディングポジションはリラックスしたものながら、印象はややスポーティなものとなっている。

個性的ながら緻密に作り込まれたエンジン

インディアン スカウトローグインディアン スカウトローグ

エンジンはフクションなくスムーズに吹け上がりつつ、しっかりトルクを感じさせるキャラクター。油断してアクセルをガバっと開ければ、想像以上のダッシュ力と速さを持ち、同社のスポーツバイク、FTRシリーズが搭載するエンジンがスカウトベースということも頷けるパワフルさをしめす。

いっぽう、低回転で味わいを楽しみながらクルージングする能力も備えている。インディアン社のエンジン全般にいえることでもあるが、古きアメリカンバイクのイメージ=緩さや重さとは異なる、個性的ながら緻密に作り込まれていることが特徴となっている。

ヒラリヒラリと軽快な倒し込みが可能

インディアン スカウトローグ試乗風景インディアン スカウトローグ試乗風景

ハンドリングはフロントに採用した19インチホイールによるキャラクターによるものか、手応えを感じさせながらもヒラリヒラリと軽快な倒し込みが可能。車高が低いためすぐに車体のどこかを路面に接地させてしまうのが残念だが、決して鈍重なマシンとはなっていない。アルミフレームによる高い剛性も特徴で、ストレスなく走りを楽しむことが出来るマシンとなっている。

スタイリングはアメリカンならではのおおらかさと自由さがありながら、走りはスポーツマインドを感じさせるスカウトローグ。兄弟モデルとは似ていながらも、しっかり個性を演出する巧みさが感じられた。

■5つ星評価
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
コンフォート:★★★
足着き:★★★★
オススメ度:★★★★

鈴木大五郎|モーターサイクルジャーナリスト
AMAスーパーバイクや鈴鹿8耐参戦など、レース畑のバックボーンをもつモーターサイクルジャーナリスト。1998年よりテスター業を開始し、これまで数百台に渡るマシンをテスト。現在はBMWモトラッドの公認インストラクターをはじめ、様々なメーカーやイベントでスクールを行なう。スポーツライディングの基礎の習得を目指すBKライディングスクール、ダートトラックの技術をベースにスキルアップを目指すBKスライディングスクールを主宰。

《鈴木大五郎》

鈴木大五郎

AMAスーパーバイクや鈴鹿8耐参戦など、レース畑のバックボーンをもつモーターサイクルジャーナリスト。1998年よりテスター業を開始し、これまで数百台に渡るマシンをテスト。現在はBMWモトラッドの公認インストラクターをはじめ、様々なメーカーやイベントでスクールを行なう。スポーツライディングの基礎の習得を目指すBKライディングスクール、ダートトラックの技術をベースにスキルアップを目指すBKスライディングスクールを主宰。

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