南海の特急車両が車庫で脱線…赤信号を無視、ポイントを損傷 5月27日発生

脱線した南海30000系の同型車。
脱線した南海30000系の同型車。全 1 枚

南海電気鉄道(南海)の小原田(おはらた)車庫(和歌山県橋本市)で5月27日0時21分頃、回送車両が脱線する事故が発生した。

南海の発表によると、この車両は5月26日に難波23時14分発の全車指定席特急『りんかん19号』として高野(こうや)線橋本駅で運用を終えた30000系4両編成(30001+30100+30101+30002)で、小原田車庫に入庫後、交替した構内運転士が停止信号が現示されていたにも拘わらず留置位置へ車両を動かし開通していない状態のポイントへ進入。ポイントは損傷したが、それに気がつかず元の停止位置まで退行させたところ、30101と30002が脱線したという。

脱線車両が構内を塞いでいることから移動作業を行なっているが、5月29日時点でも完了できないことから、特急『こうや』『りんかん』へ30000系を運用できない状態になっており、両列車とも5月30日も2000系による自由席特急として運行されている。5月31日以降の運行については未定となっている。


《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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