テラモーターズは6月16日、パチンコ店に対するEV充電インフラの導入提案を開始するにあたり、先着100基を無料提供すると発表した。
テラモーターズは、分譲マンションでの合意形成課題を解決する、導入無料のEV充電インフラ「テラチャージ」事業を2022年4月に開始した。テラチャージではEVの充電設備だけでなく、充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリ、管理クラウドサービスの提供開始に必要なマンション管理組合等への説明、充電設備の設置工事、ハードおよびソフトの管理運営までを一貫して担う。
分譲マンションについては順調に導入が決定しているため、同社は他領域への導入提案を進めている。自治体やホームセンターへの導入提案を開始し、それぞれ先着100か所にEV充電インフラを無料提供すると発表した。今回、これらに続き、パチンコ店に対してEV充電インフラの導入提案を開始する。
パチンコ店の来店客はEVの充電に適した長時間の駐車が多く、充電インフラが自宅になくてもパチンコ店にあれば、余暇を楽しみながらEVを充電できる。またEVは、災害時に走る蓄電池として社会インフラの一部を担うことも可能。EV充電インフラを整備することでEVがより身近になり、地域貢献のための施策にもなる。しかし、EV充電設備の導入には費用や管理工数が多くかかり、導入に踏み切れない企業も多い。
そこでテラモーターズでは、パチンコ店へEV充電インフラ導入を提案。それに伴い、まずはEV充電インフラ100基を無料で設置し、導入・運用がしやすいEV充電インフラとしての理解を深めてもらう。同社は無料導入を進めながら、引き続き周辺領域への無料導入についても展開していく計画だ。