フェラーリ満載! 最初に日本上陸した512BBから456GTのデザインまで

スクーデリア No.137
スクーデリア No.137全 6 枚

『スクーデリア No.137』
発行:ネコ・パブリッシング
定価:2980円
ISBN978-4-7770-2634-7

【画像全6枚】

日本唯一のフェラーリ専門誌『SCUDERIA(スクーデリア)』のNo.137が刊行された。『512BB』といったスーパーカー世代必見のクルマから、最新の『296GT』まで網羅されている。

スーパーカー世代にとって512BB(と『365GT4BB』)は憧れの1台といっても過言ではないだろう。本誌の登場する512BBは、1976年式の初期モデルで、当時シーサイドモータースが日本へ最初に輸入された個体で、現オーナーとの不思議な“馴れ初め”が語られている。また、西川淳氏による『512BBi』のオーナーインタビューや、“フェラーリ大衆化物語”と題した清水草一氏のエッセイにより、その当時の“跳ね馬文化”が読めるのは本誌ならではのものといえる。

また、当時デザインを担当したピエトロ・カマルデッラ氏が振り返る『456GT』のデザインストーリーでは、『412』との関係性にまで触れられており、当時かかわった人物でないと語ることのできない詳細な内容だ。デザインといえばピニンファリーナがデザインした実験的なミッドシップ3シーター・フェラーリ、『365Pベルリネッタ・スペチアーレ』も登場。今年のコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステに表れたこの個体はドライバー席を中央にした3座モデルで、2台が作られた。そのデビューに至る経緯や、そのレストアにまつわるエピソードが触れられている。

そのほか快進撃を続けるF1のレポートなども掲載されている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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