「名人」が語る自動車の塗装術…希少車を塗った、著名人が依頼した

クルマ&バイクの塗装術 [新装版]
クルマ&バイクの塗装術 [新装版]全 1 枚

『クルマ&バイクの塗装術 [新装版]』
著者:浅間ミーティング・クラブ初代理事長 中沖 満
発行:グランプリ出版
定価:2200円
ISBN978-4-87687-394-4

日本一の塗装と名高い「わたびき自動車」にて長きにわたり、クルマやオートバイの塗装名人として広く自動車業界に知られた著者が、その“塗装術”をわかりやすく解説した1冊。

わたびき自動車といえば例えば力道山をはじめとした著名人が所有するクルマや、多くの希少車の塗装を請け負ってきた老舗である。そこで名人として腕を振るっていたのが著者の中沖満氏だ。中には彼を指名して塗装を依頼するほどであった。また、中沖氏はオートバイに関しても造詣が深く多数の著作により多くのファンがいる。

その彼が、塗装に入る前に行なう「剥離」から、スプレーガンを使用した「上塗り」、乾燥後の「仕上げ」に至るまでのノウハウを図版とともにわかりやすく解説。さらにスプレーガンなどの構造やメンテナンス、塗料に関してもどういった特徴があるのかなど細かく記されている。巻末に「塗装に関する用語解説」を収録しているので、何だろうと思った用語もすぐに調べられるのは便利だ。

なお本書は2013年に刊行された『クルマ&バイクの塗装術』の内容はそのままに、塗装に関する具体的な作業のイラストを配置し、イメージをより伝わるカバーデザインに一新したものである。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  4. 3分で20万台受注!? シャオミの市販車第二弾『YU7』にSNSも大注目!「日系EVとは爆発力が違う」の声も
  5. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る